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スケルトン、氷上の就活 就職決まらない代表選手も…「成績出せば、興味持ってもらえる」

2/15(木) 14:25配信

朝日新聞デジタル

 氷のコースをそりに腹ばいになって滑り降りるスケルトンが15日から始まった。マイナー競技のためスポンサーなどの支援が乏しく、2人いる男子日本代表は1人が所属先がなく、もう1人は就職が決まっていない。平昌五輪がアピールする場になる。

【写真】氷のコースをそりに腹ばいになって滑り降りるスケルトン。男子1回戦、滑走する宮嶋克幸選手

 日本選手124人のうち所属先のない「フリー」の選手は3人。そのうちの1人が日本のエース、33歳の高橋弘篤だ。昨年4月末で前所属先との契約が終わり、新たな支援先を探してきた。600社ほどにメールを出して自己PRしたが、返事が来たのは十数社。冬季競技は海外遠征などの費用が100万円単位でかかるため、企業側もメリットがなければ支援できない。良い返事はもらえず、2年前に前所属先の支援が縮小されたときに見つけた7社からの支援が頼りだ。

 初出場の仙台大4年の22歳、宮嶋克幸は就職先が決まっていない。15日の2回の滑走を終え、「成績を出せば興味を持ってもらえる。16日は(上位20人による)4回目に進んで良い結果を残したい」と話した。五輪後に日本オリンピック委員会(JOC)が就職を支援する「アスナビ」などで就職先を探すつもりだ。

 日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟に登録する、スケルトンやボブスレー、リュージュのそり競技選手はのべ140人。1998年長野五輪のボブスレー・リュージュ会場だった長野市営そり競技施設「スパイラル」は来年度から製氷の休止が決まっており、そり競技をやる選手が減る恐れがある。高橋は「支援先も含め、メダルを獲得できれば良い方向にいく」と意気込んでいる。(笠井正基、浅野有美)

朝日新聞社