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中国の壁、崩せど崩せど 井山名人、世界一にあと1歩

2/15(木) 16:35配信

朝日新聞デジタル

 今月5~8日に東京・市ケ谷の日本棋院で打たれた囲碁の世界戦「第22回LG杯棋王戦」決勝三番勝負では、井山裕太名人・七冠(28)が日本勢13年ぶりの世界メジャー制覇を目指して対局に臨んだが、中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)に1勝2敗で敗れた。世界標準の新星が次々に現れる中国勢を切り崩して決勝に進んだが、あと1勝が届かなかった。

【写真】《第1局》黒・井山 180手完、白中押し勝ち


 日本勢が最後にメジャーを制したのは張栩の2005年「LG杯」。決勝進出も同じく張の07年「トヨタ&デンソー杯」以来。現地の解説会場は連日、用意した250席が囲碁ファンでほぼ満席となった。

 井山は昨年5月の1、2回戦、同11月の準々決勝、準決勝を勝ち上がって決勝進出。2回戦以降の相手は全て中国勢で、準決勝では世界最強の評価を受ける柯潔(かけつ)九段(20)を破り、日本の世界タイトル奪還の期待はいやが上にも高まった。

 決勝の相手の謝は世界タイトルの獲得歴はないが、12年に14歳の若さでメジャー棋戦「百霊杯」のベスト4に入った早熟の天才。中国のトップ棋士の層は分厚い。その一角を占める謝は、柯と同様に難敵だった。

朝日新聞社