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スケルトン、南の国から挑戦者たち 「歴史作れた」

2/15(木) 19:21配信

朝日新聞デジタル

 そりに腹ばいになって氷のコースを滑り降りるスケルトン。平昌(ピョンチャン)五輪で15日から始まった男子で、初出場の選手たちがレースを彩った。

【写真】互いの健闘をたたえ、記念撮影するガーナのアクワシ・フリンポン(右から2人目)とジャマイカのアンソニー・ワトソン

 西アフリカのガーナからは32歳のアクワシ・フリンポンが同国初のスケルトン選手となり、2回の滑りを終えて全30人中、最下位となった。16日、後半の3回目に挑む。

 ガーナで生まれ育ち、8歳でオランダへ。陸上短距離のオランダ代表として2012年ロンドン五輪をめざしたが、けがのために断念。そんなとき、この競技と出会い、のめり込んだ。

 「誰も出られると信じてくれなかった。夢がかなって歴史を作れた。私の目標は22年北京冬季五輪で活躍することだ」とフリンポンは話す。レース後の取材中に涙を流した後、応援に駆けつけた妻と生後9カ月の娘と抱き合い、記念の日を喜んだ。

 ジャマイカから初出場した28歳のアンソニー・ワトソンは29位。米国で陸上選手だった彼も5年前からこの競技に取り組んだ。「激しい練習のおかげで平昌に来られた。凍えそうだったけど、きょうはうまく滑れた」。ちょうど30年前のカルガリー五輪ではボブスレー男子チームの挑戦が話題となったジャマイカ。その奮闘を描いた映画「クールランニング」のスケルトン版として、欧米メディアから注目を集めていた。(笠井正基)

朝日新聞社