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横山剣&IKURA 30年以上の交友を語る【後】「あうんの呼吸が合いすぎて」

2/15(木) 13:08配信

デイリースポーツ

 クレイジーケンバンド(CKB)の横山剣と小野瀬雅生が、ムーンドッグスのIKURA率いるファンキースタイルと合体した「Crazy Ken & Ikura feat.Masao Onose with FUNKEE STYLE」が14日、神戸新聞創刊120周年記念イベントの一環として、神戸チキンジョージでライブを行った。

 キャリアの長いIKURAだが、神戸でのライブはアマチュア時代からオファーがあったものの、意外にも初めてだという。

 横山とは1983年以来の付き合いとあって、ライブでは横山がクールス時代に作りムーンドッグスがカバーしてヒットさせた「シンデレラリバティ」や、「せぷてんばぁ」「昼顔」「タイガー&ドラゴン」「GT」といったCKBでおなじみのヒット曲など、互いの長いキャリアを見渡せる選曲を濃厚なパフォーマンスで聴かせ、MCでも抱腹絶倒の思い出話や下ネタで盛り上げて超満員のファンを堪能させていた。

 デイリースポーツでは本番前の横山とIKURAにインタビュー。公私ともに深い間柄の2人に、出会いから今に至る関係を語ってもらった、その後編をお送りする。

  ◇  ◇

 -お互いの好きなところ、魅力は。

 I「僕は剣さんの曲と詞、歌い方のフィーリングが大好きなんで、僕にとっては友達と言うよりは、ある部分的には(音楽の)先生みたいな(笑)。すごい影響されました。剣さんにはやっぱり」

 剣「僕(にとって)はもう不良の先輩で(笑)。トシは1個下なんですけど、不良道みたいな感じで(笑)。それと、やっぱりホンモノ。やる時はやるっていう感じで。ソウルミュージックとかソウルダンスとか、言葉はちょっとアレだけど、不良文化というところのホントど真ん中。すごく繊細でもありロマンチックだし、決してそんなオラオラっていうんじゃなくて、そういうホントのスイートな部分を外に向かって出している、なかなか希少な存在で」

 I「絶滅危惧種(笑)」

 剣「絶滅種だね。不良は甘い物を好むっていう。パフェが好きだったり、スイートソウルだったり、オンナが好き(笑)」

 I「すごく(笑)」

 -今回のライブは。

 I「いつもあんなふうにしようこんなふうにしようというのは全然決めないですね」

 剣「出たとこ勝負」

 I「打ち合わせもしないし、リハーサルもホントに当日しかしないんですけど。そこはずーっと自然にアレしてるから、あんまり」

 剣「あうんの呼吸」

 I「アイコンタクト。サングラスしてんのに(爆笑)」

 剣「ホントに、こう来るかなという部分。分かんなかった時はそれはそれでスリリングで面白いし、本番に色んなものとっとくんですね」

 I「あうんの呼吸が合いすぎて、お互いにそれが裏目に出て、どっちも歌わないことがあるから(爆笑)。ダチョウ倶楽部式になっちゃって」

 -お2人で一緒にやる面白さは。

 I「僕はホントに35~6年の付き合いで、毎回新鮮なんですよ。会う度にアップデートされてるから、剣さんって。だからすっごく長く付き合ってるのに、初めてあった人のような時もあるし、ホントに面白い。いい意味で慣れない」

 剣「慣れたくない。二人きりになるとどうしていいか分からない(笑)。(IKURAは)ドゥーワップとかリズム&ブルースとか、ブラックミュージックに対する愛情とか知識がすごいので、当時まだドゥーワップがそんなに認知されていなかった時に-シャネルズで多少はあったんですけど-うるさ型の玄人の人にすごく評価されて。どんな人なんだろうと紹介してもらったんですけど、色んな意外性の固まり。意外性っていうのがIKURA君の魅力だと、色んな面で。学歴はないんですけど-僕もないんですけど-頭はムャクチャいい(笑)。地アタマがいいんですね。学校を出る必要なかった」

 I「早めに出ちゃった。お互いに(笑)」

 -今後の活動について。

 剣「(自分がIKURAに)大ヒットになるような曲、もっといい曲を作って、歌ってほしい。またチャート上位に。B面でもいいんですけど(笑)」

 I「今度は8月19日に富士スピードウェイで毎年、僕がやっていますアメフェスで剣さんと」

 剣「今年で26年続いた」

 I「ライブに出る出ないは別として、剣さんも1回目からずーっと来てくれる」

 剣「皆勤賞。バンドで出ない時にも何かしら」

 I「なんだかんだでずっと出てますよね、剣さん」

 剣「ホント、(IKURAは)バイクも車も趣味がすごく、いろいろ影響受けてるし、常にアップデートしてるんで」