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<東証>割安感から終値310高 円高進み懸念材料も

2/15(木) 19:54配信

毎日新聞

 15日の東京株式市場は、前日の米株高を好感して買い注文が優勢となり、日経平均株価の前日終値比の上げ幅は一時、420円を超えた。終値は同310円81銭高の2万1464円98銭。日経平均は米株価急落を発端に2月に入って下落基調が続いており、割安感から買い戻す動きが強まった。市場では反転を期待する声も出たが、円高・ドル安が進むなど依然、懸念材料は残っている。

 14日のニューヨーク株式市場は、投資家の不安心理の大きさを示す指標とされる「恐怖指数(VIX)」の低下で投資家の警戒感が薄れ、ダウ工業株30種平均が4営業日続伸した。東京市場も流れを引き継ぎ、日経平均は4営業日ぶりに反発した。

 一方、東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=106円18銭と2016年11月以来約1年3カ月ぶりの円高水準をつけた。円高は輸出企業の収益悪化につながり、本来は株価にとって悪材料だが、「割安感から機関投資家が幅広い銘柄を買い進めたとみられ、短期的な為替の動きは考慮されなかった」(国内証券大手)という。

 ただし、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは、「円高がさらに進めば、株式の売り圧力は高まる」と指摘する。【岡大介】

最終更新:2/15(木) 19:54
毎日新聞