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<春闘>大手電機ベア3000円要求 東芝、3年ぶり復帰

2/15(木) 20:39配信

毎日新聞

 日立製作所など大手電機の労働組合は15日、2018年春闘の要求書を経営側に提出した。賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)は月額3000円を求めた。日立、三菱電機は18年3月期の最終(当期)利益が過去最高となる見通しだが、3年ぶりに統一交渉に復帰した東芝は再建途上で、経営環境にばらつきがある。賃上げ幅を巡って激しい攻防となりそうだ。

 日立の中畑英信常務は15日、毎日新聞などの取材に応じ、「社会的責任を踏まえて検討する」と賃上げに一定の理解を示した。一方で「海外メーカーとの競争は激しい。ベアは一度積み増すと戻せない(下げられない)」と述べ、ベアに慎重姿勢もみせた。

 今春闘では、安倍晋三首相が経済界に要請した「3%賃上げ」が実現するかが焦点。パナソニックの長栄周作会長が「これまでのベアで総人件費は上がっている。ベア3%は厳しい」と語っているほか、「ベアはできても昨年と同程度(1000円)ではないか。一時金の積み増しが中心だ」(大手電機幹部)との声もある。「3%」にどこまで近づけるかが注目される。【古屋敷尚子】

最終更新:2/15(木) 22:34
毎日新聞