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ジャンプは6種類=氷に図形描く

2/15(木) 17:07配信

時事通信

 フィギュアスケートはジャンプなどの技術だけでなく、芸術性も問われる採点競技。技の違いや難易度、得点の背景が分かればより楽しめる。

 ―なぜフィギュアと呼ぶの。

 1990年までの男女シングルでは、氷上を滑って課題の図形を描き、その図形の正確さと滑走姿勢を競う「規定」演技があった。図形を描くことを意味する英語の「FIGURE」が競技名の由来。現在はショートプログラム(SP)、フリーの二つの演技の合計点で最終順位が決まる。

 ―採点方法は? 
 ジャンプ、スピン、ステップの技には回転数や難易度によって異なる基礎点があり、それぞれの技を3点からマイナス3点までの7段階でジャッジが評価する出来栄え点(GOE)を加えたものが技術点。スケーティング技術、技のつなぎ、演技力、構成、音楽の解釈の5項目を10点満点で評価して足したものが演技構成点。SP、フリーとも技術点と演技構成点の合計点で争われる。

 ―ジャンプの種類と見分け方は? 
 6種類あり、基礎点は半回転多いアクセルが最も高く、3回転以上ではルッツ、フリップ、ループ、サルコー、トーループの順に下がる。アクセルだけ前向きで踏み切る。左回転のジャンプでは、右足に乗って左のトウ(爪先)を突くのがトーループ、突かないのはループ。左足に乗りながら右足を振り上げて跳ぶのがサルコー。ルッツは左足の外側、フリップは左足の内側のエッジに乗りながら右のトウを突いて跳ぶ。ルッツ、サルコー、アクセルは初めて跳んだ人の名前に由来する。

 ―4回転ジャンプが進化していると聞くね。

 トーループが最も早く、88年にカート・ブラウニング(カナダ)が国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めて決めた。サルコーは98年にティモシー・ゲーブル(米国)、ルッツは2011年にブランドン・ムロズ(同)、フリップは16年4月に宇野昌磨、ループは同年9月に羽生結弦が初めて成功。アクセルを除く5種類を初めて決めたのはネーサン・チェン(同)。女子は02年に14歳でサルコーを決めた安藤美姫だけだ。

 ―日本勢の実績は? 
 五輪のフィギュアスケートで日本が獲得したメダルは5個(金2、銀2、銅1)。92年アルベールビル五輪女子で伊藤みどりが銀で日本初のメダルを獲得。06年トリノ五輪女子で荒川静香がアジア初の頂点に立ち、爪先を180度開いて上半身を反らせて滑る「イナバウアー」は社会現象になった。国民的な人気を誇る10年バンクーバー五輪女子銀の浅田真央と男子銅の高橋大輔、14年ソチ五輪男子金の羽生結弦と躍進が続く。(時事)

最終更新:2/16(金) 7:30
時事通信