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「時差対策」で万全に=ピーク合わせた日本勢〔五輪・スピードスケート〕

2/15(木) 18:33配信

時事通信

 【平昌時事】14日に行われたスピードスケートの女子1000メートルで小平奈緒(相沢病院)が銀メダル、高木美帆(日体大助手)が1500メートルの銀に続く銅メダルを獲得した。欧米の選手層が厚い男子1500メートルでも小田卓朗(開発計画研究所)が日本勢最高に並ぶ5位入賞。日本チームとして、4年に1度の舞台にしっかりとピークを合わせた印象を与えている。
 日本スケート連盟は、1月19~21日にドイツで行われたワールドカップ(W杯)第5戦に選手を派遣しなかった。3月に行われる世界スプリント選手権と世界選手権の追加出場枠を懸けた大会。平昌五輪前にレース感覚を磨くメリットもある。時差は懸念されるが五輪まで2週間以上の余裕があり、派遣すべきという意見もあった。
 しかし、湯田淳強化部長は「シーズン中に何回時差のある移動をしたか」を重視。それは、ナショナルチーム(NT)創設1年目にコーチを務めた米国人のライアン・シマブクロ氏から学んだことだった。それまでは時差ぼけが抜けるまでの期間こそ気にしていたが、長距離の移動で体に残り続ける負担への考慮はしていなかった。湯田部長は「日本がシーズン終盤に失速してきた原因(の一つ)に遠征があった」と断言。W杯第2戦(ノルウェー)と第3戦(カナダ)の間の約2週間も、日本に帰らずカナダで練習した。
 メダルなしのソチ五輪後、日本はトップ選手が切磋琢磨(せっさたくま)するNTにオランダ人コーチを招き、高木美らが成長。小平も独自にオランダで精神面を鍛えた。国際交流を盛んにする中で、学んだ知恵が好成績に生かされている。

最終更新:2/15(木) 18:40
時事通信