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船村徹さん一周忌法要 北島三郎、25分の長尺あいさつ行い「講演みたいになっちゃった」

2/15(木) 20:48配信

オリコン

 昨年2月に心不全のため死去した作曲家の船村徹(本名・福田博郎=ひろお)さんの一周忌法要が15日、都内のホテルで営まれた。北島三郎や鳥羽一郎ら350人が参列した。

【写真】船村徹さんの一周忌法要の祭壇

 祭壇は田舎の早春をイメージ。遺影の横には3メートル50センチの梅の生木があつらえられたほか、菜の花500本を中心に、チューリップ、フリージア、スイートピー、バラ、ラナンキュラス、ソリダスターの合計2000本が飾られた。遺影は2006年頃、栃木にある船村さんの仕事場・楽想館にて撮影されたものとなっている。

 献杯のあいさつを行った北島は「あまりにシーンとしちゃうと申し訳ないような気がして。後ろでお師匠さんが怒っているんじゃないかな。1年経ったから楽しく思い出に触れながら、いろんなお話をしていただければ」としみじみと切り出したが、思い出話は尽きることはなく「お話を2時間ほどはしたい」とにやり。司会から「そこをなんとか」と依頼されると「2時間じゃなく1時間45分ぐらいにしようかな」と会場を沸かせた。その後は北海道から上京し、北島三郎として活動するに至った経緯などを軽妙なしゃべりし続けた北島は「私の講演みたいになっちゃった」と苦笑いする場面も。司会から「20分経過しました」と促されると、少し話したのちに「みなさんの口に入るものも、飲むものも飲めなくなる。よくぞ、聞いてくださいました」と泣く泣くあいさつを終えて大きな拍手を受けた。

 囲み取材に応じた北島は「ずっと後ろで支えてくださった。思い出を語ると1日以上かかる。一周忌で暗くなるとお師匠さんは喜ばない。私にとっては大事な育ての親ということを面白く、みなさんに笑ってくれるように話しました」と説明。「あっという間ですよね。命のはかなさをしみじみ感じますね。なんで、と。そう思いながらも自分も同じように旅立つのかな」とさみしげだった。船村さんからは「曲の魂、歌を歌う魂を消さないで、しっかり守ってくれや」という言葉をもらったという。「命あるものは、いつか終わる。生かされているうちに、何か少しでもお役に立てるように、これからも歌っていきたい。それで旅立ったお師匠さんに喜んでもらえると思う」と歌い継ぐことを誓っていた。

 また、昨年7月末に加齢による白内障のため、眼の手術を受けていたことも明かした。術後から明かりがまぶしく感じるようになり、色付きのめがねをかけ始めたといい「船村徹に似てきたねって言われるように。不思議だなと。似てくるんだな」としみじみ口にした。

 一周忌法要には鳥羽一郎、松原のぶえ、島津亜矢、大月みやこらが参列。一周忌法要では内弟子の鳥羽らによる「師匠(おやじ)」という曲も披露された。施主は長男で作曲家の蔦将包(つた・まさかね)氏が務めた。

最終更新:2/15(木) 22:28
オリコン