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斜めに昇降するエレベーター、JR甲府駅に登場 「車いすの人も便利」

2/15(木) 20:56配信

産経新聞

 JR甲府駅南口(甲府市丸の内)に全国的に珍しい斜行型のエレベーターが完成し、15日から供用が始まった。市が再整備事業の一環として新設した。

 駅ビル前の歩道から2階のコンコースまで、階段やエスカレーターと並行して“上下”する。エレベーター内で方向を変えずに前進できるので、市は車いすの人も便利だとしている。定員11人。24時間利用できる。

 車いすの利用者はこれまで、駅員を呼んで階段脇の昇降機を使っていたが、長く待つこともあり、障害者団体などがエレベーターの設置を要望していた。

 市都市計画課によると、斜行型エレベーターは、既存のエスカレーター西側の階段を撤去して整備した。階段下の倉庫を撤去せず、2階のテナント立ち退き費用もかからないという。

 総事業費は約3億4千万円。隣接のエスカレーター2基を3月上旬から24時間使用にする。

 駅の斜行型エレベーターはJR日豊線の中津駅(大分県中津市)構内に設置例があるが、同課は、構内以外の設置は「全国初ではないか」としている。

 記念式典で樋口雄一市長は「利便性の向上と観光振興に寄与できると確信している」と述べた。車いすで利用した南アルプス市櫛形町の主婦、原祐子さんは「方向転換をせず出ることができ、乗り心地も良くとても助かります」と話した。

 市は、深夜から早朝まで稼働していなかった南口のエスカレーターも、来月上旬から24時間、利用できるようにし、北口との回遊性を高めるとしている。

最終更新:2/15(木) 20:56
産経新聞