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ニクソン視点、記者目線…映画で見る政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」

2/15(木) 7:11配信

dmenu映画

2月24日公開の『ザ・シークレットマン』の舞台となっているのは、1972年にアメリカで起きた「ウォーターゲート事件」です。当時FBIの副長官でありながら調査の内部情報をワシントン・ポスト紙にリークした、マーク・フェルトの視点から事件を追っています。

“アメリカ史上最大の政治スキャンダル”といわれているだけに、この事件は過去にも複数の映画が題材にしてきました。ウォーターゲート事件とは一体何だったのか? 未だ人々の関心を引き付けてやまない事件を、映画を通してさまざまな角度から見ていきたいと思います。

ニクソンが考えた“正義のあり方”とは?…『ニクソン』(1995年)

ニクソンの半生を追うことで、彼がなぜウォーターゲート事件に関わることになったのかを垣間見ることができるのが『ニクソン』です。

物語はニクソンが貧しい少年時代を過ごしていた頃からはじまります。厳格な母親にしつけられ、正しくありたいと思いながらも、たたき上げであることなどから周囲に嫌われる……。彼は劣等感から、エリート一家のケネディ大統領との格差に悩む姿などが、作中では描かれています。

物語ではジョンソン前大統領が内部の会話を録音していたのを引き継ぎ、ニクソンも自分たちの会話を録音しています。その姿を見るとウォーターゲート事件の盗聴も、その延長線上にあると考え、大事になるとは思わなかったのではと思えてきます。

「正しいことを成し遂げるためには、多少の違法行為も大統領なら許される」
「大統領が命令すればメディアも報道をやめ、事件自体が忘れ去られる」

そんな風に彼は考えていたのかもしれません。彼の半生を知った後に、最後に描かれるニクソンの辞任演説シーンは、否応なしに感動してしまいます。

また、映画の中では妻・パットとの関係、国民から嫌われる姿、ベトナム戦争で分断された国内の様子なども描かれています。どこかトランプ政権を彷彿とさせて、今改めて観てみると興味深い作品です。

新聞記者の目から見たウォーターゲート事件…『大統領の陰謀』(1976年)

『大統領の陰謀』では、発端となる民主党本部への不法侵入を調べることになった、ワシントン・ポスト紙の新人記者、ボブ・ウッドワードの視点から事件を追っています。

逮捕された容疑者の持っていた住所録の名前が、ニクソン大統領の再選を目指す再選委員会に繋がっていくことに気づくボブ。ある資料の貸し出し記録について官邸図書館に問い合わせると、最初は存在を認めたものが、直後に記録がないと言われてしまうなど、作中ではサスペンス映画を観ているようなスリリングな展開が続き、その裏にある大きな力の存在を改めて思い知らされます。

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最終更新:2/15(木) 7:11
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