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町内唯一のスーパー閉店 人口減で利用減り

2/15(木) 8:02配信

両丹日日新聞

 京都府福知山市三和町千束にある町内唯一のスーパーが、18日で閉店する。旧三和町時代の1986年に開店以来、地元の人たちに重宝がられてきたが、町内での人口減少や高齢化などで来店客が減り、売り上げは最盛期の半分以下に落ち込んでいた。店舗を経営する会社は「苦渋の決断で、閉店の道を選ぶことになりました」とし、理解を求めている。

 建物は賃貸借契約となっており、現在のところ新店舗が入る話はないという。住民らから不安の声が上がっており、市や関係する機関・団体は今後の対応を検討している。

 市役所三和支所は、地域全体の対応策を考え、町内へのスーパー誘致の調査、検討もする。まずは今月中に、自治会長らに対し、状況を説明する。

 町内で公共交通空白地有償運送事業に取り組む三和地域協議会は、旧市域の下六人部地区(多保市)にある商業施設への運行が可能か検討する。ただし関係事業者の理解を得る必要があり、「実現までにはしばらく時間がかかる」としている。

 また市社会福祉協議会三和支所では、訪問介護事業の一つとして、買い物をして高齢者宅で食事を提供するサービスがあり、このスーパーで食材を購入していた。閉店後は、別の商業施設で買い物をする必要があり、これまでよりサービスにかかる時間が長くなるため、利用者の負担増につながることから、対策を検討している。

 運営会社では、三和町の一部で走らせていた軽トラックの移動スーパーを、閉店を機に町内全域に拡大する方針。これからコースを定め、巡回する計画を立てているという。

 閉店を受け、住民からは「これから不便になる」といった声が出ており、8日に同店を訪れた菟原中の灰野久子さん(68)も「(閉店後は)スーパーまでの距離が遠くなるので、とっても残念です」と話していた。

両丹日日新聞社

最終更新:2/15(木) 8:02
両丹日日新聞