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「大地震時の危険度」 東京23区東部は特に危険度高く

2/15(木) 22:01配信

TOKYO MX

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 東京都は、大地震が発生した場合の危険度を地域別にランク付けした調査結果を発表しました。荒川区や足立区など木造住宅の密集する地域に危険度の高い場所が並んでいます。

 首都直下地震は今後30年以内におよそ70%の確率で起きるとされています。

 東京都は防災対策に役立てようと、全ての建物の耐震性や耐火性能などを基に、都内を5000余りの地区に分け、建物の倒壊や火災の危険性を5段階評価でランク付けしました。倒壊と火災の危険性などを加味した総合危険度は、高い順に荒川区町屋4丁目、足立区千住柳町、荒川区荒川6丁目、足立区千住大川町など、東京23区の東側に集中しました。

 荒川区町屋4丁目は前回=2013年の調査に引き続き、最も危険な地域となりました。町屋4丁目は家と家の間隔が狭く密集していて木造住宅も多く、車1台がやっと通れるほどの曲がりくねった道路が多いのが特徴です。地元住民は「道を広くしようとしても家が建っているからどうにもならない」「これだけの道幅よりもう少し家を引っ込めてくださいと(要請が)ある」などと話します。

 東京都はあえて危険な地域を公開することで、防災への意識を高めてほしいとしています。東京都・都市整備局・市街地整備部の栗原聰夫課長は「この地域が危険だということをはっきり示すことで、都民が地元の街づくりやいざという時の震災対策に意識を持って講じてもらえれば」と話しています。

都内の地震危険度調査 注意する場所は…

 自分の住んでいる地域や働いている場所、学校などが、地震や火災に対してどの程度の危険があるのか、まずは知ることが、防災意識を高めるためにも大切です。

 今回発表された地図は東京都内を5177地域に分け、地震に対する建物の倒壊や火災などの危険性を総合的に評価して、色分けしたものです。赤茶色の部分が危険度の高い「ランク5」の場所で、全体の1.6%の部分が該当し、東京都内の東側に集中しています。危険度の高い地域は荒川や隅田川沿いのいわゆる下町一帯に加え、品川区南西部、杉並区、中野区などに広がっています。

 足立区、荒川区、墨田区を見てみると、危険度が高い「ランク5」の主な場所は、足立区の千住柳町・大川町・元町・龍田町・寿町・本木北町・東町など、荒川区の町屋2丁目・4丁目、荒川3丁目・6丁目など、墨田区の墨田3丁目・5丁目、京島2丁目・3丁目、押上3丁目、東向島1丁目などです(画像もご覧ください)。

 東京都はこの調査結果を基に、震災時の火災の避難場所の指定に活用したり、災害に強い街づくりや対策に生かすとしています。東京都は2月15日からホームページで調査結果の詳細を公開していて、4月からは東京都庁や都立図書館などでも冊子を配布することにしています。

 内閣府は東京などの南関東地域でマグニチュード7クラスの地震が発生する確率は、30年間で70%と推定しています。また、東京でも大きな揺れを観測した東日本大震災から3月11日で7年になります。いざという時の備えを改めて見直すのも重要といえるでしょう。

最終更新:2/15(木) 22:01
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