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入試の変化とともに、学校での英語の授業は変わるの?

2/15(木) 12:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

2021年1月から導入される「大学入学共通テスト」では、英語の4技能(聞く・読む・話す・書く)を評価するため、外部の英語資格・検定試験を活用することになりました。これによって、学校での英語の授業はどう変わるのでしょうか。

今も「コミュニケーション能力の育成」重視のはず

まず認識しておかなければならないのは、入試が変わるから授業が変わるのではないということです。
現在の学習指導要領でも、教科(外国語)の目標として「外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う」(中学校)、「外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりするコミュニケーション能力を養う」(高校)と、4技能を使ったコミュニケーション能力の育成を正面に掲げています。

一方、これまでの大学入試センター試験では、マークシート式のため、直接的には「読む」(筆記)、「聞く」(リスニング)の2技能しか評価できませんでした。各大学の個別試験(2次試験)でも、外国語学部などを除けば、記述式による「読む」「書く」の2技能に限定されることがほとんどです。センター試験でリスニングが導入されたのは2006年1月ですから、保護者世代にとって、英語といえば「読む」「書く」の2技能のことだという印象が強いのではないでしょうか。

そうした状況に対して文部科学省は、指導要領の改訂のたびに文言を強めながらコミュニケーション能力の育成を強調し、それに伴って学校の先生たちも、英語を使って授業をしたり、英語で会話をする機会を多くしたりする努力を続けてきました。お子さんの英語の授業を参観して、自分たちの時代とはすっかり様子が変わっていることを実感したかたも少なくないことでしょう。

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