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敷金「戻る」「戻らない」「追加請求」 賃貸住宅の退去時に「原状回復」で追加請求を回避する最後の掃除。

2/15(木) 12:01配信

マネーの達人

「原状回復」を行う義務

転居などのために現在住んでいる賃貸物件を退去する際は、借主は貸主(大家・管理会社など)に住宅の「原状回復」を行う義務があります。

今回は引越し経験が豊富な筆者の経験をもとに、

・ 原状回復の概要や貸主がチェックするポイント

・ 借主が退去前に行うべき掃除のコツ

などについて説明します。

原状回復とは?

国土交通省の定義によると、「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義し、その費用は賃借人負担としました。

そして、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしました。

■貸主の負担

一般的には、経年劣化などの理由から自然に汚れたり壊れたりしたものについての修復費用は貸主の負担です。

■借主が負担

借主が負担する場合は

・ 汚れがひどい

・ 備えつけの設備等を乱暴に使って壊した

など、借主が日ごろから注意していれば防げることが大半です。

原状回復の目安とは?

原状回復は、退去後貸主が依頼した業者により行われます。

・ 部屋のクリーニング

・ 壁紙や床の張替えなどのリフォーム

・ 設備の修理や交換など

通常、これらの原状回復は入居時に借主が払った敷金や更新手数料などでまかなわれるので、よほどのことがない限りは追加の費用を請求されることはありません。

しかし、あまりに部屋が汚くクリーニングに高い費用がかかる場合は、後で追加の費用を請求される恐れがあります。

そのことから、原状回復については

「退去後すぐに次の人が入居しても問題なく住める」

を目安とし、退去の前に最低限の掃除を行う必要があります。

退去時チェックで貸主がチェックするポイント

退去時チェックで貸主が特に念入りにチェックするのは次のポイントです。

1. 床、壁紙、窓、建具などの汚れや破損

2. 設備の故障の有無

3. 水回り(台所、洗面所、浴室、トイレ、洗濯機の下)

(1) と(2) については通常の使用による汚れや破損であれば、追加の費用を請求されることはほぼありません。

(3) のトイレや台所などの水回りは特に汚れやにおいが気になる場所です。

汚いままにしておくと貸主に悪い心証を与えやすいのです。

原状回復が自己負担にならないためにも、水回りの掃除だけはしっかり行いましょう。

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最終更新:2/15(木) 12:01
マネーの達人