ここから本文です

<平昌五輪>IH女子、歴史的1勝 中村、体張り役割

2/15(木) 11:03配信

デーリー東北新聞社

 アイスホッケー女子日本代表は、南北合同チーム「コリア」を4―1で下し、五輪初勝利を挙げた。試合終盤、ベンチから身を乗り出して仲間のプレーを見守っていたFW中村亜実(30)=青森県八戸市出身、西武=は試合終了のブザーが鳴った瞬間、数回拍手をして歴史的1勝の喜びをかみ締めた。

 日本は試合開始1分で先制し、優位に運んだ。しかし、第2ピリオド9分にコリアが今大会初得点を決め、試合は一転、相手ペースに。パックが定まらない日本に対し、コリアがカウンターで猛攻を仕掛けた。

 劣勢の日本に“喝”を入れたのが、チームの元気印・中村だ。失点直後の出場では、ゴール右からのシュートや、GK正面からのミドルシュートを放った。フェンス際での体を張ったプレーで相手の反則を誘った。「がつがつしたプレーでもう一度勢いを付けたかった」と中村。得点には絡めなかったが、チームでの役割は果たした。

 全敗で終えたソチ五輪から4年。悔しさと向き合いながら鍛錬を重ね、雪辱を果たすために乗り込んだ江陵の地で、日本女子アイスホッケー界の歴史を刻んだ。

 中村は「五輪で勝てたことは素直にうれしい」と感慨深げではあったが、「(雪辱を果たしたと言えるのは)まだまだ」とも。ベストゲームと言える試合ではなかったことに悔しさをにじませた。

 1次リーグは1勝2敗。日本は5~8位の順位決定戦に回り、目標を「メダル獲得」から「5位入賞」に切り替えた。

 右手で握り締めたスティックを床に打ち付けながら、「あと2戦で自分たちの力を全て出し切りたい」と言葉に力を込めた中村。闘志を宿した瞳が「自分たちはもっとやれる」と語っていた。

デーリー東北新聞社