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「審議時間が無駄になった」働き方改革関連法案の撤回を要求

2/15(木) 17:10配信

ホウドウキョク

裁量労働制の拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案をめぐり、安倍首相が過去の答弁を撤回したことについて、連合の神津会長は「パンドラの箱を開けた」と指摘し、法案審議に大きな影響が出るとの見方を示した。

立憲民主・逢坂政調会長代理

14日夜のBSフジ「プライムニュース」に出演した神津会長は、「わたしは、抱き合わせ販売しようとされたのかもしれないが、どうもパンドラの箱を開けちゃったんじゃないのと。裁量労働制という今の運用実態が、本当にいい形でちゃんとやっているのかという問題が、あらためてクローズアップされたと思う」と述べた。

そして、厚生労働省の調査データの不備により安倍首相が答弁を撤回したことについて、「裁量労働制が実際どういう運用になっているのかをクリアにしないと、今の形のままではやれないということになる」と指摘し、政府が働き方改革関連法案の提出を断念せざるを得なくなるほど「重い話だ」と述べた。

神津氏は法案に、「高度プロフェッショナル制度」と「裁量労働制の拡大」が盛り込まれていることについて、「せっかく良いことをやるのに、抱き合わせ販売はどうか」と述べ、法案に反対する意向をあらためて示した。

「これまでの審議時間が無駄になった」

一方、国会では野党側の追及が激しさを増している。

15日の衆院予算委員会で立憲民主党の逢坂政調会長代理は、「このデータを基に、今精査せざるを得ないデータを基に3年余り質疑を続けてきた」「われわれは、この間の質疑時間を返してもらいたいと思っている」と主張。

加藤厚労相は、「精査に時間のかかるデータを示し国会で答弁した。撤回はさせていただいたが、私どもとしては、おわびをさせていただく」と陳謝した。

さらに逢坂氏は、「安倍総理が答弁で引用した調査以外に、裁量労働の方が一般労働より労働時間が短いという調査はあるのか」とただしたが、厚生労働省の担当者は、「そういうデータは持ち合わせていない」と述べた。
加藤厚労相は、問題になっている調査データの詳細を「来週月曜日までには報告する」と述べたが、野党側は、厚労省の調査方法やデータの正確性は疑わしいとして、追及をさらに強める考えだ。

最終更新:2/15(木) 17:10
ホウドウキョク