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パラリンピック終了までに出す?金正恩氏のカードは「6カ国協議」

2/15(木) 17:24配信

ホウドウキョク

パラリンピック終了まで対話を巡る駆け引きは続く

「米朝対話」を巡り、安倍首相は14日夜のトランプ大統領との電話会談で、「圧力強化路線」を崩さないようくぎを刺しました。

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対話の可能性を否定しないペンス副大統領も慎重な言いぶりに変わってきています。

一方、金正恩氏は、パラリンピック後に米韓合同軍事演習が実施されたら南北融和攻勢のモメンタムを失ってしまいますから、ぐずぐずしてはいられません。

使える枠組み「6カ国協議」は金正恩の決断で再開可能

そこで注目されるのが、日米韓中露そして北朝鮮の代表者が一堂に集まる枠組み「6ヵ国協議」の存在です。

2008年7月の非公式外相会合を最後にスリープ中ですが、再開を拒んできた北朝鮮を除く5ヵ国は、代表者同士の接触を今も続けています。

正恩氏の腹一つで再起動は可能でしょう。以前はこの枠組みの下で米朝直接対話も行われています。

圧力強化路線の日本にも反対しにくい事情が

国連安保理の対北朝鮮制裁決議には、6ヵ国協議再開を支持するとの一文が入っていることをご存知でしょうか。

2017年12月の決議2397であれば第26項がそれです。

その月、日本は安保理議長国でした。つまり、協議の再開自体についてあまり強硬に反対はできない立場と言えます。

6ヵ国協議は北の核開発の時間稼ぎに利用されただけ…とも言えますが、手っ取り早く対話を始めるには『使える』ツールであることは間違いありません。

パラリンピック終了までの1ヶ月、6ヵ国の動きから目が離せません。

風間晋

最終更新:2/15(木) 17:24
ホウドウキョク