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H.I.S.が格安SIM参入、「海外でスマホを使うと高い」解消へ1日500円・約200MBプラン提供

2/15(木) 13:30配信

Engadget 日本版

旅行大手エイチ・アイ・エスと日本通信が合弁会社「H.I.S. Mobile」を設立しました。出資比率はそれぞれ60%・40%で、海外旅行時に廉価に通信できる格安SIMサービス「H.I.S. モバイル」を開始します。

近年の海外旅行では「スマホがパスポートに並ぶ必需品になっている」(日本通信 福田 尚久社長)といい、海外にいながら、かつ複数の国をまたいでも安く通信できる格安SIMサービスを提供します。

●1日500円で200MB程度使える海外SIM発売

同社が5月1日に発売するプリペイドSIMは、海外で1日500円・200MB程度の通信が可能。日本人の主要な渡航先を含む世界70か国をカバーします。

なお、最近はauやドコモなどが、1日980円で日本国内のデータプランを利用できるサービスを提供。このように、国際ローミングも以前に比べると廉価になってきました。この点について H.I.S. Mobileの猪腰英知社長は「1日500円で200MB程度、30日なら5~6GBと、日本人が国内にいる感覚で海外でもデータ通信が使える」と語り、大手キャリアに比べた安さをアピールします。

●「変幻自在なSIM」で安さを実現

この安さを実現したのが、日本通信の福田社長が「変幻自在なSIM」と表現する技術です。具体的には、プラスチックのSIMカードにeSIM的な技術要素を載せることで「その国に行き、アプリでその国を選択すると、その国のSIMになる」(福田氏)といったことを実現。高額なローミング料金を回避して、現地料金で回線を利用できるといいます。

「(海外SIMを提供するのに)ローミングという形をとる方法もありますが、ローミング料金は世界中どのキャリアも高いんです。ローミングとして調達すると、安く提供するのは難しい。そこで、国をまたぐたびにSIMの中身を書き換えることで「その国にいるとその国のSIMのように見えるので、現地料金で回線を調達できるんです」(福田氏)。同方式は、これまで欧州で自動車通信などで用いられていましたが、スマホ向けの利用は初だといいます。

●国内向け格安SIMも販売、インバウンド向けも計画中

H.I.S.モバイルでは、前述の海外旅行向けプリペイドSIMに先駆けて、国内向けの格安SIMも発売します。音声付き・500MBで月額945円(税別)。2GB、6GB、10GB、20GBプランも用意します。現時点で海外旅行向けとは別のSIMですが、今後は1枚のSIMへの統合も検討しているとのこと。また、将来的にはインバウンド向け格安SIMの提供も目指すとしています。

小口貴宏(Takahiro Koguchi)

最終更新:2/16(金) 15:55
Engadget 日本版