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スプレーで描いた世界、色あせず 故DAMさんの夢かなう 沖縄市で個展

2/15(木) 11:50配信

沖縄タイムス

 沖縄市のパークアベニュー通りにあるギャラリー「ストックルームギャラリーコザ」で、グラフィックアーティストとして国内外で活躍した故DAMさん(本名・上門悠(はるか))=西原町出身=の個展が開催されている。絵画や帽子にペイントした作品など155点が展示され、DAMさんが実際に作品作りに使用していたマーカーや筆、スプレーなどの道具を並べたアトリエの再現コーナーもある。18日まで。午前11時~午後8時、入場無料。

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 DAMさんは中学の頃に絵に興味を持ち、2002年からスプレーを使って絵を描き始めた。沖縄を拠点にオーストラリアやドイツでも作品を多数残すなど、国内外で活躍。15年にはアパレルブランド「REVIVAL」(リバイバル)を立ち上げた。

 しかし、14年に悪性リンパ腫と診断され、以後は入退院を繰り返した。1年8カ月の闘病中も作品を描き続け、16年4月に30歳でこの世を去った。

 生前、ギャラリーコザのオーナーで友人の安里亮祐さん(34)=沖縄市=に「ここで個展を開きたい」と相談していたという。今回、安里さんや遺族、友人らの協力で開催が実現した。

 DAMさんの作品は虫や木、葉など自然をモチーフにした色鮮やかなものが多いのが特徴だ。安里さんは「同じアーティストとして、彼の努力する姿勢にいつも感銘を受けていた。決して他人の悪口を言ったり他人の考えを否定したりせず、いつも笑顔でいる人だった」と在りし日をしのぶ。

 DAMさんの妻、上門ゆりのさん(29)は「多くの人に、DAMというアーティストがいたことを知らせたい。絵に興味がない人でも、作品から彼のパワーなど何かを感じ取ってもらえればうれしい」と来場を呼び掛けた。

 問い合わせは同ギャラリー、電話098(927)2432。

最終更新:2/15(木) 11:50
沖縄タイムス