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ドイツにもキャッシュレス化の波、現金取引が初の過半数割れ

2/15(木) 11:06配信

CNN.co.jp

ロンドン(CNNMoney) ドイツで行われた支払いのうち現金が使われた割合が半分を割り込んだことが15日までにわかった。ドイツ連邦銀行(中央銀行)の調査で明らかになった。独連銀によれば、現金での支払いが過半数を超えなかったのは初めて。

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調査によれば、現金取引の割合は48%で、2014年から5パーセントポイント減少した。

ドイツは、他の先進国よりも、クレジットカードやデビットカードへの切り替えが進んでいない。

独連銀によれば、平均的なドイツ人の財布には107ユーロ(約1万4000円)の現金が入っている。これは欧州の中でも最も高額な水準。フランスやベルギーの平均額はおよそ30ユーロ。

ドイツ人が現金の利用を好むのには、いくつか理由がありそうだ。

調査によれば、多くの人々が、現金払いのほうがよりプライベートな支払い方法だとみているほか、より素早く行えると考えている。

4分の3以上のドイツ人が、一部の人はキャッシュレスの社会に適応できないのではないかとの懸念を抱いているという。

また、71%の人々が、現金は子どもにお金について教えるための良い方法だと考えている。現金を利用する方が支出をよりコントロールできると答えた人の割合は64%に上った。

ただ、金額によってはキャッシュレスを優先することもありそうだ。

個人の商取引では74%が現金を使っている。5ユーロ未満の支払いの場合はこれが96%の割合にまで上昇する。

一方で、50ユーロ以上の支払いとなると、カードや電子決済が好まれるようになる。

サンフランシスコ連邦準備銀行の調査によれば、米国人が個人の商取引で現金を使用する割合は32%。フィンランドやオランダ、エストニアでは約50%の割合に上る。

最終更新:2/15(木) 11:06
CNN.co.jp