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トランプ氏浮気相手とされるダニエルズ氏のマネージャー、「自由に話していいはず」

2/15(木) 14:12配信

BBC News

ドナルド・トランプ米大統領と関係があったとの疑惑の渦中にいるアダルト映画女優ストーミー・ダニエルズ氏のマネージャーは、ダニエルズ氏は自由に自分の体験を話せる、との考えを示している。

トランプ氏の弁護士がダニエルズ氏に金銭の支払いを認めたため、ダニエルズ氏はもはや守秘義務契約に縛られなくなったと、ダニエルズ氏のマネージャーのジーナ・ロドリゲス氏は話している。

トランプ氏の顧問弁護士マイケル・コーエン氏はメディアへの声明の中で、コーエン氏が2016年、ダニエルズ氏に個人的に13万ドル(約1400万円)支払ったと認めた。

ロドリゲス氏は、コーエン氏によるこの事実確認により、ダニエルズ氏は自由に話せるようになった、と話している。

「今や全てが解除されたので、ストーミー氏は話をするつもりだ」とロドリゲス氏は14日、AP通信に語った。

ロドリゲス氏のこの発言は、コーエン氏が米紙ニューヨーク・タイムズに対し、ダニエルズ(本名ステファニー・クリフォード)氏に金銭を支払ったと認めた話を受けたもの。

「トランプ・オーガナイゼーションもトランプ選挙運動も、クリフォード氏との取引の当事者ではなく、また直接的にも間接的にも、支払金額を私に払い戻していない」とコーエン氏はニューヨーク・タイムズに述べた。

コーエン氏は、支払いがトランプ氏の選挙運動への物品的な政治献金となったと主張する監視団体が苦情を申し立てたため、連邦選挙委員会にも同じ内容を話したと述べた。

「クリフォード氏への支払いは合法で、選挙献金や誰かが選挙費用として拠出したものではない」とコーエン氏は述べた。

コーエン氏は以前、トランプ氏は支払いについて「強硬に否定している」と話していた。

米メディアがダニエルズ氏として知られるポルノ女優に金が支払われ、不倫について話さないという合意に署名させたと報じた後に、14日の公表は行われた。

ダニエルズ氏はトランプ氏と性的関係にあったと2011年のインタビューで語っていた。

米誌「イン・タッチ」の2011年のインタビューでダニエルズ氏は、メラニア夫人が長男バロン君を出産した直後の2006年からトランプ氏と性的関係を持ったと語っている。

この記事は、1月に米紙ウォールストリート・ジャーナルが、2016年の大統領選に向けての準備中にダニエルズ氏に金を支払い機密保持契約書に署名させ、不倫疑惑について話すことができないようにしていた、と報じた際に再表出した。

クリフォード氏はテレビに出演し当時のトランプ氏について話すことについて、米メディアと交渉中と考えられる、と同紙は報じていた。

どうして支払いが行われたのかという米CNNからの質問に対応する形でコーエン氏は「本当のことではないからといって、危害や損害を与えられないということではない」と話した。

そして、「私はいつでもトランプ氏を守る」と付け加えた。

1月30日にダニエルズ氏の広報担当者は本人の言葉として、トランプ氏との不倫関係を否定する声明文を発表した。

しかしダニエルズ氏自身を含め複数の人々が、声明文に添えられた署名が別の以前の声明文に添えられた署名とあまり似ていないことを即座に指摘していた。

別の以前の声明文とは、コーエン氏が1月10日に発表したものだ。

以来、ダニエルズ氏は数回にわたって公の場に登場し、テレビ番組やストリップクラブに出演したが、インタビューでトランプ氏について直接聞かれると固く口を閉ざしていた。

トランプ氏が議会に向けて初の一般教書演説を行った数分後、深夜番組司会者のコメディアン、ジミー・キンメル氏のインタビューに答えている。

インタビューでは、秘密保持契約に署名したかどうか、さらには「ロナルド・ランプという名前と韻を踏む人物と一度でも性的関係を持ったかどうか」直接答えることを拒否していた。

<解説>成人指定の隠蔽? ――アンソニー・ザーチャー記者、BBCニュース(ワシントン)

ドナルド・トランプ氏の弁護士であり、あらゆる調停を担当するマイケル・コーエン氏は、ストーミー・ダニエルズ氏への6桁(数十万ドル=数千万円)に上る額の支払いについて、「これ以上のコメント」をする予定はないと話している。しかしながらその声明は、答えよりも多くの疑問をはらんでいる。

ダニエルズ氏は、支払い額を「個人資金」から捻出しており、トランプ・オーガナイゼーションやトランプ選挙運動からは直接的にも間接的にも払い戻されていないとしている。しかしそれは、トランプ氏自身を含む他の組織から返済された可能性を残している。

なぜそんなに気前よく、コーエン氏はダニエルズ氏に13万ドル(約1400万円)を差し出したのだろうか?  米紙ウォールストリート・ジャーナルは、トランプ氏とダニエルズ氏の10年にも及ぶ関係に関する機密保持契約と引き換えに、支払われたものと報じている。金銭の譲渡前にダニエルズ氏は報道機関と連絡を取り合っていたが、その後は口を閉ざしているといった状況証拠が、この説の信ぴょう性を高める。

取沙汰されている2人の関係はかなり前に終わったものではあるが、大統領選のわずか数週間前に口止め料が支払われ隠蔽しようとした可能性があるという話は、すでにさまざまなことで追い詰められているホワイトハウスにとって、さらなる危険をはらんでいる。また、この金銭の流れについてこれまで明らかにされた以上の何かがあるとなれば、ばつが悪い状況はすぐに犯罪捜査に一変してしまう可能性がある。

(英語記事 Stormy Daniels 'free to tell her story' after Trump lawyer statement)

(c) BBC News

最終更新:2/15(木) 14:18
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