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米利上げペース加速観測に勢い-ブルームバーグのエコノミスト調査

2/15(木) 20:00配信

Bloomberg

米金融当局が今年、利上げペースを加速させると予想するエコノミストが増えている。連邦政府支出を3000億ドル(約32兆円)増やす2年間の予算合意が議会通過を経て成立し、成長率とインフレ率を一段と押し上げると見込まれている。

ブルームバーグが予算合意成立を受けてエコノミスト29人を対象に12-14日に実施した調査で、今年の米利上げ回数が3回ではなく4回になると予想したのは、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルのチーフエコノミスト、ルイス・アレキサンダー氏や、オックスフォード・エコノミクスの米マクロ経済責任者、グレゴリー・ダコ氏らだ。

最新調査の結果、年末時点のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの上限について、予想中央値は2.5%になった。同レンジの現行上限は1.5%だ。ダコ氏は調査へのコメントで、「景気加速とインフレ高進によって、2018年の米利上げ回数が4回となる確率が高まる」と指摘。このところの市場の緊張でも、3月20、21両日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが妨げられることはないとの見方を示した。

米金融当局者は昨年12月のFOMC後に公表した金利予測分布図(ドット・プロット)で、今年は3回の利上げを見込んでいることを予想中央値として示した。今年1月30、31両日に開いたFOMC後の声明でも、「FF金利のさらなる漸進的な引き上げ」を予想するとして、こうした見通しを事実上繰り返した。

今回の調査では、今年と来年の米経済成長についてエコノミストが一段と楽観的になっていることも示された。今年の国内総生産(GDP)伸び率は2.9%、来年は2.5%と予想されている。現行の景気拡大局面が始まった09年半ば以降、同伸び率は平均2.2%で推移してきた。

インフレ予想も上振れしており、米金融当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数は今年、前年比で2%上昇となり、当局の目標に達するとの見通しが示された。12月のPCE価格指数は前年同月比1.7%の上昇だった。

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最終更新:2/15(木) 20:00
Bloomberg