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池袋・駒込だけ停車の山手線、走る 所要時間は何分? 山手線グラフィック展で

2/18(日) 14:10配信

乗りものニュース

東京駅や新宿駅は通過!

乗りものニュース

 大崎駅から大崎駅まで山手線一周34.5km、29駅。そのほとんどの駅を通過する外回り列車が2018年2月16日(金)の午後、走りました。途中、停車した駅は池袋と駒込のみです(運転の都合)。

【路線図】山手線29駅、全部わかる?

 東京造形大学(東京都八王子市)が、山手線1編成(E231系500番台545編成)を「展覧会場」「走るアートミュージアム」に見立て、「山手線グラフィック展」を開催。そのオープニングとして、同編成に関係者を乗せ、貸し切り運行されたものです。池袋と駒込で停車しましたが、ドアは開いていません。

 展示のテーマは「TOKYO」。通常の編成では広告が掲示されている場所に、東京造形大学グラフィック専攻領域の学生たちによるデザイン作品およそ300点が展示されています。

「デザインは本来、美術館やギャラリーのように限られた空間だけで鑑賞されるべきものではありません。デザインは社会を形成する大切な要素であり、また、人々の日常に溶け込んでこそ真価を発揮するものという考えのもと、本作品展を東京の中心を周回するJR山手線で実施いたします」(東京造形大学)

 この「山手線グラフィック展」は、1編成の車内すべての広告面を独占的、統一的に展開できる「ADトレイン」のしくみで実施され、その編成は、山手線の一般列車として2月17日から28日まで運行されます(車両運用の都合などで走らない場合もあり)。

大崎~大崎、途中停車駅は池袋と駒込…所要時間は?

 通常、一周するのにおよそ1時間を要する山手線。対し、途中停車駅は池袋と駒込だけだった今回の特別列車。所要時間はどれほど異なるのでしょうか。

 特別列車のダイヤは大崎発13時08分の、大崎着14時11分。一周の所要時間は63分と、通常の列車と同等でした。日中、一般列車の合間に走った列車で、途中駅での先行列車追越しも一般列車に与える影響、線路の構造から難しいためです。

 日中でも、4~5分間隔で列車が走る山手線。そのダイヤの隙間に運転された特別列車は、普通に走るとすぐ先行列車へ追いついてしまうため、多くの区間で25~45km/h程度に速度を抑えて走りました。山手線1周34.5kmを63分で走る場合の平均速度は、32.9km/hです。なお特別列車は上野駅手前で少々、調整のため停車しています。

 また、田端~品川間では快速運転中の京浜東北線と並走しましたが、山手線特別列車は京浜東北線快速より停車駅が少ないものの速度を出せず、京浜東北線快速に追い越されました。

恵 知仁(鉄道ライター)