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数千億円とか数十億円とか。ケタ違いな中国の最新AI事情

2/19(月) 17:00配信

bouncy

2月13日、東京東銀座にあるドワンゴ セミナールームで、「中国人工知能投資市場勉強会」が開かれた。講師を務めるのは半導体の商社マクニカ上海社の山本良太氏。

メガIT企業「BAT」を筆頭に投資も盛ん

中国のメガIT企業といえば、それぞれWeChat, Alipay, Mobikeを運営する「バイドゥ」「アリババ」「テンセント」の3社。この3社は「BAT」と呼ばれ、世界時価総額ランキングでも上位に登場するまでになっている。「BAT」の各社はそれぞれのサービスで得たビッグデータをもとにしたAIの開発を急ピッチですすめているという。

テンセントは自動車、保険、医療健康、ロボットなど様々な業種にまんべんなく、一方アリババは音声処理、画像処理など要素技術が中心。そしてバイドゥは少数精鋭で自動運転とその要素技術を比較的重視している。

北京を中心にスタートアップが活況

グローバル学部別大学ランキング(コンピュータ科学)では、精華大学を筆頭に3つの大学がトップ10に入り、AI関連の国別論文数ではアメリカに次いで中国が2位と、研究開発も盛んに行われている。

AI関連の資金獲得企業は411社、704件。投資金額は日本円にして総額約7475億円にものぼり、ジャンル別の投資案件では、企業サービス、自動車交通、医療健康、金融がトップ4を占め、注目を集めている。

スタートアップの殆どは北京に集中しており、次いで深セン、上海と続く。その多くは2015年前後に創業され、設立してまだ2~3年だ。

こうしたスタートアップの土壌を産んだのは、創業者の出身大学が関係している。大多数が清華大学や北京大学の出身者なのだ。さらにコアメンバーの職歴にはBAT出身者が目立つ。清華大学・BATを中心に研究機関と企業がスタートアップに人材をと資金を供給しており、新たな事業を立ち上げるエコシステムが成立しているといえるだろう。

圧倒的な規模感でAI産業を牽引する中国から、これからも目が離せない。

Viibar.Inc

最終更新:2/19(月) 17:00
bouncy