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「俺らの漫画村を潰すな」「漫画村マジ最高www」海賊版サイトの台頭で、出版業界の未来は暗い?

2/20(火) 17:10配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 「罪の意識はあまりないかもしれない」「サイトに上がってたから、いいかなみたいな」

 作者や出版社の許可なく漫画がアップロードされ、無料で読むことのできる「漫画村」などの“海賊版サイト“が今、議論を呼んでいる。利用しているという10代の学生は「周りも使っている。新しい漫画が出たら教えてもらう。“やばいのかな“と言うこともあるが、僕はよくわからない。でも、漫画家さんにちゃんとお金が入るのは“買う“という形なので、そうしいかないと漫画家さんも減るし、苦しくなるとは思う」と話す。

 Twitter上には「#漫画村を守ろう」というハッシュタグも出現、「めっちゃ使いやすいし何でもあるし最高やわ」「漫画家を守らずして漫画村を守るとか滑稽にも程があるだろ」と、批判や擁護、様々な声が上がっている。

 海賊版サイトの問題は国会でも取り上げられた。今月9日の衆議院予算委員会で、丸山穂高議員(日本維新の会)は「こうしたものがあるがゆえに、日本のコンテンツ産業が危機にあるのではないかという議論がある。現に業界の試算では何百億という損失が出ているんじゃないかと。警察の方もきちんと状況を把握していただきたい」と訴えた。これに対し文化庁は「海外にサーバーがあっても、ファイルの送受信の大部分が日本国内で行われた場合は日本の著作権法が適用できる」との見解を示し、警察庁も「著作権法等の法令違反が疑われる事案に対しては適切に対処していく所存である」(山下史雄・生活安全局長)としている。

 しかし、この「著作権」についても「無許可で使ったらダメみたいな…?」(10代学生)、「考えたことがなかった。音楽なども無料で聴けてしまう環境にあるから」(20代学生)といった感覚のようだ。

 19日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、海賊版サイト問題を通して、漫画の未来について考えた。

■江川達也氏「まるで俺がオッケーしてるような感じ(笑)」

 昨今の状況について、漫画家の江川達也氏は「“過渡期“にいるという諦めもあるが、それでもやはり作り手にお金が還元されなければ衰退してしまう。タダで読んでいる人たちは酷いことしているなと思う」と話す。

 「見たらムカつくんで見たことは無い(笑)」という江川氏の著作も、『漫画村』上に108冊がアップロードされており、もちろん無料で閲覧可能だ。「まるで俺がオッケーしてるような感じ(笑)。でも、読みたくなるデザインだ。出版社が運営している漫画サイトもたくさんあるが、やはり海賊版の方に流れていってしまう」。

 江川氏が指摘するとおり、『漫画村』は作品がジャンル分け、検索機能、フリック・スワイプによる直感的な操作などが充実しており、出版社などが運営するサイトよりも使いやすいのもまた事実だ。

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最終更新:2/20(火) 17:10
AbemaTIMES