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奨学金を12年間返済した私から 学生の皆さまに最低限知っておいて欲しいこと5つ

2/21(水) 12:02配信

マネーの達人

奨学金で自己破産

日本学生支援機構の奨学金を返せずに自己破産した人が過去5年間に延べ1万5000人にのぼり、そのうちの約半数が親や親戚など保証人であるとの報道がありました。

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・ 奨学金の返済が滞り個人信用情報に登録されてしまった
・ 奨学金の返済がきっかけで多重債務に陥った
・ 親子で連鎖破産した

など、以前から奨学金をめぐる金銭トラブルが問題となっています。

この春、奨学金を利用して大学や専門学校へ進学する方も多いと思いますが、借りる前に考えておきたい事があります。

また、現在奨学金を利用している学生や、将来利用する可能性がある高校生にも、知っておいて欲しい事があります。

今回は過去に奨学金を返済した私の経験も交えて、学生の皆さんに伝えたいことをお話したいと思います。

1. 奨学金ってもらえないの?

「奨学金」というと、「学生の味方」というイメージがありませんか?

だから「返さなくていい」と思っている人もいるようです。

確かに、奨学金は「学ぶ意欲と能力があるにも関わらず、経済的理由で修学できない学生を支援する制度」で、中には返さなくて良いものもあります。

日本学生支援機構の奨学金だけでなく、大学、自治体、企業等の奨学金もあり、次のように分類できます。

■奨学金を「返す」か「返さないか」

給付型:返さなくていい(もらえる)

貸与型:返す必要がある(借りて返す)

「給付型」は返さなくて良い奨学金ですから、当然要件が厳しくなります。

より成績が優秀で、より家計状況が厳しい方が優先され、残念ながら日本の奨学生の多くが「貸与型」を利用しています。

■「貸与型」の奨学金の利子

利子も「払う」か「払わない」の2つのタイプに分かれます。

無利子:利息をつけずに借りた金額だけ返す

有利子:借りた金額に利息をつけて返す

日本学生支援機構の奨学金では「第一種」と呼ばれるものが「無利子」で、「第二種」と呼ばれるものが「有利子」の奨学金です。

借りている人の約3割が「第一種」で、約7割が「第二種」を利用しているそうです。(日本学生支援機構 平成29年度の実績)

あなたが借りている、または借りる予定の奨学金はどのタイプですか?

奨学金は「修学を支援する」ものですが、「貸与型」は「借金」です。

使い道が何であれ、借りたお金は返さなければなりません。

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最終更新:2/23(金) 5:01
マネーの達人