ここから本文です

子供向け教室、ナイトタイムエコノミー、オリンピック競技化…変化する麻雀業界の今を取材

2/22(木) 18:35配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 1929年、港区芝に日本初の店舗がオープン、ピーク時には全国に4万軒を数えた雀荘。しかし今では雀荘に足を運ぶ人も減り、雀荘もピーク時の3分の1にまで激減しているという。街行く若者たちも「行ったことがない」「友達の家で1回やったくらい」と「雀荘ではやらない」という意見が大半だ。

 一方、「携帯でならやったことがある」と話す若者もおり、潜在的な麻雀人口は「1000万人とか2000万人くらいはいると思う」(全国麻雀業組合総連合会の高橋常幸・副理事長)との見方もある。実際、登録者数440万人を超えるスマホアプリもあり、ニンテンドースイッチにも麻雀ソフトがある。

 麻雀人口を増やし、再び雀荘を盛り上げたいと願うファンや業界にとって、大きな障壁となっているのが「風俗営業法(風営法)」の存在だ。21日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、識者を招いてこの問題を議論した。

■風営法と麻雀の歴史

 雀荘は風営法が定める「風俗営業」に分類され、午前0以降の深夜営業は禁止されている。また、齋藤貴弘弁護士は「射幸心をあおる遊技、賭博につながる可能性があるので規制されている。警察も地域住民も懸念を持つので、健全化を図らないといけない」と指摘する。

 しかし実際には「時間外営業」や「賭け麻雀」が行われている雀荘が存在しているという。「点棒」に応じてお金のやりとりをしている場合も多く、今年1月には名古屋市の雀荘が大会を開き、参加者に賞金として現金10万円などを提供したとして摘発されている。「現実的には夜7~8時に始まって、朝までやりたいというニーズは大きい。実際に営業している店もあると思うし、多少の金銭が動くような仕組みでやっている店があるのも実情。現在のスタイルに合わせた法律のあり方をお願いしたい」(高橋氏)。

 「最高位戦日本プロ麻雀協会」所属の現役プロ雀士でもある津田岳宏弁護士は、かつて雀荘でアルバイトをしていたと話す。午前0時以降、表向きは閉まっていることになっていたが、実際には店内で営業が行われており、正午まで働いていたと明かした。
 
 賭博法違反の疑いで現行犯逮捕された経験がある漫画家の蛭子能収は「賭けの結果を雑誌に載せていたら、警察に注意を受けた。それから1か月後、警察が突然雀荘に来た。珍しく勝っていたので、“マズイ、せめて来るなら負けている日に“と思った」と振り返る。

 「もちろんやってはいけないことだが、おおっぴらにはするなというのが風営法の考え方にはある。警察としても、こっそりやっているところを無理に捕まえることはあまりせず、おおっぴらにやっているところを摘発している」(津田弁護士)。

1/3ページ

最終更新:2/22(木) 18:35
AbemaTIMES