ここから本文です

田村淳さん、青学「全学部入試」不合格!そもそも全学部入試って?最近の入試制度を知ろう

2/22(木) 12:30配信

ファイナンシャルフィールド

報道によると、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、2月7日に受験した青山学院大学の全学部入試の結果が「不合格」だったことが明らかになりました。

引き続き個別学部入試を受けて青山学院大学への合格を目指していくようです。保護者世代にとっては、「全学部入試」は馴染みがないかもしれません。

入試制度も多様化しています。入試制度がどのように変わっているのかお伝えします。

どの入試形態が多いか

まず、平成27年度国立・私立大学の入学者数と入試形態別の割合についてみてみましょう。入試形態には、AO入試、推薦入試、一般入試があります。

文部科学省「平成27年度国公立私立大学入学者選抜実施状況」によると国立大学入学者(10.0万人)のうち、一般入試84.6%、推薦入試12.1%、AO入試2.7%となっています。国立大学入学者の多くは一般入試を受験して入学していることがわかります。

一方、私立大学(47.8万人)では、一般入試49.0%、推薦入試40.1%、AO入試10.5%となっています。国立大学に比べ、AO・推薦入試の割合が高くなっています。

平成27年度国立・私立大学の入学者数と入試形態別の割合
国立(10.0万人)私立(47.8万人)
一般入試84.6%49.0%
推薦入試12.1%40.1%
AO入試2.7%10.5%
資料:文部科学省「平成27年度国公立私立大学入学者選抜実施状況」

AO入試、推薦入試、一般入試の違いって何?

AO入試、推薦入試、一般入試の違いを理解していますか。それぞれの入試形態について説明します。一般入試では学力試験(記述式)があります。美大、音大では実技試験になります。

<一般入試>
国公立大学では、大学入試センター試験及び各大学の個別試験を受けます。私大では、大学入試センター試験の受験は必須ではありません。

■センター試験に代わる大学入学共通テストとは
なお、大学入試センター試験は2020年から新しく、「大学入学共通テスト」に変わります。平成30年度新高校1年生から新制度になります。

新制度では、従来のマークシート方式に加え、国語や数学で記述式試験が導入されます。また、英語では、「読む」「聞く」に加え「話す」「書く」が加わります。成績評価に関しては現行の1点刻みの評価ではなく、ABCなどの段階別の表示になります。

英語では英検などの民間試験が利用されます。2023年度までは民間試験とマークシート方式が併用されます。

受験生は民間試験を4~12月に最大2回受けられます。民間試験を活用する場合、各民間試験の点数を公平に換算するのが難しいことから民間試験の配点はわずかになる見通しです。

これに対しては、わずかな配点のために民間試験受験の時間や費用をかけて勉強する受験生の負担が増えるとの批判があります。

<推薦入試>
推薦入試には、指定校推薦と公募推薦、特別推薦入試があります。

■指定校推薦
大学が指定する高校に限って出願できます。学校長の推薦が必要です。どこの大学を受験できるか在籍している高校の「進路指導の手引き」などで調べてみましょう。推薦をしてもらうには、成績や生活態度が重視されます。

■公募推薦
大学が定めた出願条件を持たしていれば誰でも出願できます。学校長の推薦が必要です。基本は専願ですが、他大学との併願を認める大学もあります。

■特別推薦入試
スポーツ推薦、文化活動推薦、校外社会活動推薦、課外特別活動推薦、特定教科推薦、有資格者推薦、自己推薦(学校長等の推薦不要)などがあります。自己推薦とAO入試を同じものだと勘違いしている方が少なくありませんが、両者は別物です。

<AO入試> 
大学が求める学生像(アドミッションポリシー)を提示し、学生がこのポリシーに合致するかどうかがAO入試の大きな選考ポイントです。

受験生の意欲や適性、個性・能力など「入学後の可能性を評価」する入試である点が特徴です。学校長等の推薦は基本的に不要です。

選考方法は、「論文重視タイプ」「自己推薦タイプ」「対話重視・予備面談タイプ」などがあります。エントリー(5月頃) → 予備面談 → 出願許可 → 出願(8月1日以降)といった流れです。

1/2ページ