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横浜DeNA大和に聞く「阪神攻略法をナインに聞かれたらどう答えますか?」

3/13(火) 5:00配信

THE PAGE

 いざ横浜DeNAの一員となっても外から見ていたチームと印象は変わらなかった。

「思った通りのチームだった。野球を楽しんでいる。イメージそのままだった」

 だが、昨年、阪神は横浜DeNAに14勝10敗1分と勝ち越した。

 なぜか? と答えを求めると、「相性もあります。それとベテランの数、場数の違いでしょう。タイガースは経験豊富な選手がチームの中心にいて、そこに若手がポンと出たら勢いがつくチーム。うまくベテラン選手と若手がカバーしあえたんじゃないですか?」という。

 敵にはなるが、阪神のことは気になって仕方がない。

「気にはなりますよね、一緒にやってきた選手ばかりですからね。心配じゃないですけど、元気にやれているかなとか、思いますけどね」

 対戦したい投手は? と聞くと「みんな打ちたいですよ」と笑う。

「大和さん、阪神の攻略方法を教えてください」と、ナインに聞かれたらどう答えますか?
「普通にやれば勝てると思っています。それこそベイスターズは勢いに乗れば止められないチーム。その勢いを大事にしたい」

 “普通にやる”が難しいのが野球というスポーツだが、大和には“普通にやる”ためにこのチームで果たさねばならない役割がある。

「ゲームで結果を求められるのは当たり前です。経験もある。プレー以外でも、このチームに伝えることは一杯 あると思う。カバーできるところをしていきたい」

 プレー以外でも?
「例えば、どんな選手でも打てないときは打てない。そういうスランプで、メンタル的にどうすればいいか、カバーできるところはカバーしてあげたいんです」

 阪神時代の大和はここまでリーダーシップを意識したような発言はしなかった。

 インタビューの最後に失礼を承知で話をぶり返してみた。

 後悔することはありましたか?
 「何の後悔ですか?」

 大和に、そう聞き返された。

 FAで横浜DeNAへ移籍したことへの後悔を?
「後悔をしたくなかったんです。阪神に残ってプレーする選択肢もありましたが、他球団で勝負してダメならダメ。良ければ、試合に出られる。ハッキリする環境が欲しかったんです。今、移籍して良かったと思います。一度も後悔はありません」

 そしてこう続けた。
「甲子園では野次られることもあるかと思いますが、打って、守って、横浜DeNAに貢献したとき、それがタイガースへの恩返しになるのではないでしょうか」
 
 大和の野球人生を賭けた開幕が迫っている。

(文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)

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最終更新:3/13(火) 17:30
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