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絵本は誰のためにある? のぶみ氏炎上を見て考えたこと

2/23(金) 6:50配信

BuzzFeed Japan

絵本作家のぶみ氏が作詞した「あたしおかあさんだから」という歌が批判の嵐にあうということがありました。

のぶみ氏は、Facebookで「母親になってから我慢していること」を募集し、それを元に「私はおかあさんになってから、あんなこともこんなことも我慢していて、おかあさんじゃなかったらもっと自由にしたい。でもおかあさんになれて幸せ」という歌を作ったのがきっかけです。

なぜこのようなことが起きたのか、考えてみました。
【寄稿:宋美玄・産婦人科医 / BuzzFeed Japan Medical】

時代から遅れた歌詞

以下は歌詞の一部です。

“一人暮らししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた

今は爪きるわ 子供と遊ぶため
走れる服着るの パートいくから
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの

(中略)

もしもおかあさんになる前に戻れたなら 夜中に遊ぶわ
ライブにいくの 自分のために服買うの
それぜんぶやめて いま、あたしおかあさん
それぜんぶより おかあさんになれてよかった“

この歌詞が「自己犠牲を賛美している」などの批判を受けた後、のぶみ氏は「おかあさんへの応援歌のつもりだった」と釈明しています。

2017年に、孤立して育児をする辛そうな母親の映像を2分間流し続け、「この~がいつか宝物になる」と締めくくった紙おむつのCMの炎上を彷彿とさせる出来事でした。

のぶみ氏もムーニーのCMを作ったユニ・チャームも、「おかあさんが大変なの、分かっているよ」という寄り添いの気持ちが根底にあったのだと思います。しかし、時代の方が一歩先を進んでいたということなのでしょう。

「母親だから我慢しないといけないというのはおかしい」「母親だけが背負うのはおかしい」と考える人が増えてきたということではないでしょうか。

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最終更新:2/23(金) 11:40
BuzzFeed Japan

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