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DeNAはなぜ左腕を集めるのか? 高田GM、ラミレス監督が明かす意図

2/23(金) 19:20配信

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石田、今永、浜口の先発トリオを擁しながら、ドラ1で東を獲得

「周囲も言っていたけど、左投手は打ちにくいよね」

 DeNAのキャンプ地、宜野湾から車でわずか15分の北谷。強豪中日の礎を築きあげ、キャンプで臨時コーチをつとめる“フォークの神様”の杉下茂さんが話してくれた。

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 400勝の金田正一さん(元国鉄、巨人)、300勝の鈴木啓示さん(元近鉄)。カープ黄金時代を担った大野豊さん、川口和久さん、ソフトバンク工藤公康監督…。かつては球界を代表する左腕がいるチームが強かった。また、一世を風靡したアイドル「ピンクレディ」の「サウスポー」という曲もあったくらいである。

 近年はダルビッシュ有(カブス)、田中将大(ヤンキース)など、本格右腕が多い。NPBでも菅野智之(巨人)などがそれぞれのチームの中心。リーグ連覇を果したカープでさえ、先発投手陣は右に偏り左腕不足に頭を悩ませている。現状、球界を見渡せば左腕エースと呼べるのは、西武の菊池雄星くらいか…。そんな中、左腕中心でローテーションを組んで勝負を挑んでいるのがDeNAである。

 17年、DeNAのローテーションの中心だったのが石田健大(6勝6敗)、今永昇太(11勝7敗)、浜口遥大(10勝6敗)の左腕3枚。力強い投球で勝負どころでしっかり結果を残し、ペナント3位から日本シリーズ進出への原動力となった。またブルペンにも安定感のある砂田毅樹、田中健二朗などの左腕が控え、ドラフトでは即戦力と評価の高い東克樹を指名。まさにこれでもかというほど左投手を補強している。

編成からの期待、投手陣の中心となるサウスポー3人の現状

 チーム編成を預かる高田繁GMは言う。

「左投手が多い?と、いつも聞かれることだけど、まだまだ全然足りないよ。17年は先発、ブルペンを含めてよく頑張ったけど、これからはまたどうなるかもわからない。故障もあるかもしれないし、調子が上がらないかもしれない。現状では『とりあえず、左投手の頭数だけは揃っている…』という段階。だから全然、満足していない」

「チームとしては、左投手がしっかりと結果を出している中で右投手も負けないように頑張る、それが最高のシナリオ。だからこそ左投手たちには、これまで以上に頑張ってほしい。それぞれがさらにレベルアップして結果につなげていってほしいね」

 石田、今永、浜口の先発3人は順調にメニューを消化。中でも2月12日の紅白戦では3人がそろい踏みで投げ合った。それぞれ調整時期だったとはいえ、随所で光るものをみせてくれた。

 試合後、今永は「やはりストレート。力強くて質の良い真っ直ぐをしっかり投げ込みたい」と語り、石田は「右打者の外、左打者の内側にストレートを強くという意識を持っている」という。浜口は「まずは力強いストレートを投げること。加えて取り組んでいるスライダーを使えるようにしたい」と話していた。3人ともストレートに高い意識を持っているのが共通している。ここにもそれぞれへのライバル心、そしてお互いの向上心が読み取れる。

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最終更新:2/23(金) 21:42
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