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【映像】世界でたった1頭のオス 絶滅危惧種のキタシロサイ

3/5(月) 13:29配信

AP通信

ライキピア、ケニア、3月5日 (AP)― 「世界で最も結婚すべき独身」としてインターネットの出会い系アプリで紹介されたオスのキタシロサイ「スーダン」の健康状態が、悪化している。
 絶滅が危惧されているキタシロサイは、個体としては地球上でたった3頭しか生息していない。メスのファツ(18)とナジン(29)と暮らすスーダン(45)は、現存する唯一のオスで、人間でいえば100歳以上になることから、ケニア中部オル・ペジャタ保護区では、獣医師などのチームが24時間監視を続けている。
 加齢や病気のため自然繁殖の可能性が極めて低いが、絶滅を回避するために、ミナミシロサイのメスを代理母とした体外受精が検討されている。これは、ベルリンに保管されている死んだキタシロサイの精子を、オル・ペジャタ保護区で採取されたメスの卵子と結合させ、ミナミシロサイ代理母に産ませようというもの。
 しかし、これには巨額の費用がかかることから、資金を集めるために出会い系アプリ「ティンダー」でスーダンのプロフィルを紹介したところ、2日間で世界中に拡散したという。
 スーダンは1973年に生まれ、その2年後に捕獲され、チェコの動物園で飼育されていた。スーダンの仲間のキタシロサイは、かつてアフリカのチャドやスーダン、ウガンダ、コンゴ、中央アフリカなどに生息しており、1960年には2000頭以上が確認されていた。サイの角は高値で取引されることから、密漁が横行した結果、現在に至っている。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:3/5(月) 13:29
AP通信