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軽自動車だけど「200万円」超えるものも…それでも税制優遇のインパクトは大きい?

3/7(水) 10:08配信

税理士ドットコム

軽自動車といえば、税制優遇もあり、「安い」というイメージが根強いが、最近は、技術の進化により、軽自動車でも普通車に近い車内空間や乗り心地を実現できているとともに、価格も多様化している。

例えば、ホンダのNシリーズは人気があるが、4WDの「N-BOX Custom G・EX ターボ Honda SENSING」は、税込で208万80円という希望小売価格だ。

それでも税制優遇のインパクトは大きいのだろうか。三宅伸税理士に聞いた。

●軽自動車は今でも人気

「軽自動車は国土の狭い日本特有の規格で、排気量660cc以下、長さ3.4m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下の三輪および四輪自動車をいいます。

2018年1月の新車販売台数では軽四輪乗用車124,523台(全軽自協「軽四輪車新車販売確報」より)、小型乗用車99,685台(自販連「月別統計データ」より)と軽自動車が圧倒的人気です。

その人気の理由は、狭い日本の国土に適していて走りやすいこと等もありますが、やはり税金の安さでしょう」

●自動車税と重量税が安くなる

どう安くなるのか。

「自動車は購入にも維持にも税金がかかります。特に毎年納付しなければならない自動車税や車検のたびに納付する重量税は大きな負担です。これらについて軽自動車はかなり優遇されています。

税制優遇は海外からの批判も受けるほどで、2016年4月から軽自動車税は7,200円から1.5倍の10,800円に値上げされました。それでも、軽自動車の税金は優遇されています。

自動車税は毎年5月中に支払わなければいけない税金です。軽自動車税は年間10,800円。普通車の自動車税は、排気量によって設定されており1.0リッター以下でも29,500円です。軽自動車税の2.7倍強です。5年間で93,500円以上の差が出ます。

また重量税はその名の通り重量に課せられる税金で、新車購入時に3年分と、その後は2年ごと車検の際に支払うことになる税金です。

重量に対して課せられる税金ですが、軽自動車は重量に関係なく一定額の3,300円/年です。エコカー減税等もあり一概に言えませんが、軽量タイプの小型車でも8,200円/年以上はかかってきます」

「200万円の軽自動車」でも税制優遇のインパクトは大きいということか。

「これまで説明してきたような税制優遇の金額をどうとらえるのか、という話になってきます。200万円の軽自動車といえど、無視できない金額ではないでしょうか」

●ライフスタイルにあわせた車選び

「外回りは軽自動車の方が小さいですが、車内空間は軽自動車の方が軽タイプの小型車より広いものもあります。

このように税金や燃費は軽の方がお得な感があります。ただし排気量が660ccと小さいく加速等の馬力は小型車に比べ低く、重量も軽いので安全面や居住性を考えると小型車の方が勝っているかもしれません。

軽自動車保有世帯の76%は他の車も所有しているというデータもあります。ライフスタイルにあわせた車選びで快適なマイカーライフをおくられているようです」

【取材協力税理士】

三宅 伸(みやけ・しん)税理士

大阪府立大学卒業 大手リース会社勤務。その後税理士法人に勤務。平成26年11月開業。クラウド会計の導入等お客様の立場に立ち共に成長していくことをモットーに起業支援、相続等幅広いサービスを提供している。平成29年4月業務拡大に伴い事務所を北区江戸堀に移転

事務所名   :三宅伸税理士事務所

事務所URL:http://miyake-tax.jp

弁護士ドットコムニュース編集部

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