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【地獄へルズ インタビュー】THE SLUT BANKS、Droog、首振りDollsによる混合バンド地獄へルズがデビュー!

3/7(水) 12:02配信

OKMusic

THE SLUT BANKS、Droog、首振りDollsによるロックンロールパーティーバンド、地獄ヘルズ。彼らの1stアルバム『地獄のロックンロールファイヤー』は、往年ロックへのオマージュと独自性の混在も印象的な作品に! “愉快な地獄感”あふれるコンセプチャルで世界観ばっちりな一枚だ。

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──この3組での全国ツアーは存知てましたが、ひとつのバンドとなり作品まで出すとは…。

戸城:先にDroogと対バンで知り合ったんだよね。で、2バンドでライヴを演った際に対バンしたのが首振りDolls(以下:首振り)で。アンコールでセッションもしたんだけど、それを機に俺が2バンドとも気に入っちゃってさ。“じゃあ、この3バンドで全国を回ろうよ”って。で、“せっかくだから混成バンドで音源を出そう。そうすれば、お前らもツアーの遠征費の一部になるだろう?”と。そのツアーで会場限定のCDを売ったんだけど、それがどんどん膨らんで、気付けば今作に至ってた感じかな。

ナオ:3バンドのツアーのアンコールでTHE SLUT BANKSの「デビルモンキースパナ」をみんなで演ったのが最初でした。気付けばオリジナルの曲も現われて。“地獄へルズ”というバンド名も付けて…これにしても呑みの席で、戸城さんから“ナオちゃん、バンド名前考えてよ。例えば“地獄へルズ”とか…”と言われて。もう、この時点で決定しましたから(笑)。

──この中だと正直言ってDroogは、やや巻き込まれちゃったふうにも見受けられます(笑)。

カタヤマ:誘ってもらって嬉しかったんで、自ら巻き込まれに行きました(笑)。

戸城:当初は若いバンドと一緒にやって、そのお客さんも取っちゃおう的な腹黒い意図もあったんだけど(笑)、ものの見事に俺たちのファンがDroogと首振りのファンにもなっちゃった(笑)。

──このバンドには音楽性やビジュアル、楽曲タイトルや歌詞の内容等々、徹底したコンセプチャルさを感じるのですが。

金川:悪魔だの地獄だの…これらは戸城さんやナオくんのテイストが強いです(笑)。前述の3曲が思いのほか良かったし。いかんせん演ってて楽しかったんですよ。で、“よし、この路線でいこう!”って。

板谷:最初は“付き合わせちゃって悪いな…”と恐縮してたけど、案外みんな楽しんでくれてるみたいで安心しています。あと、このバンドは自身のバンドにはない気楽さもあって。カバーを演ってる感じに近いかな。毎度、成り切ったり、演じたりして歌ってます。

──ソリッドだったり、ヘビーなロックンロールにして、ユーモアや親しみやすさも同居させた音楽性も特徴的ですしね。

戸城:特に目指してたものもなかったんだけど、唯一、みんなで楽しく演れればいいかなというのはあった。俺らもDroogや首振りとやって、忘れかけた何かを取り戻せた気もしてるし。逆に俺たちも彼らに自分たちの経験値を与えられれば、相乗効果も生まれるだろうし。

板谷:良い意味で無責任にやらせてもらってますよ。歌詞もヴォーカルの3人(ナオ、カタヤマ、板谷)がそれぞれで書いて、それを誰がどこを歌うとかもなんとなく決めて録っていったし。なので、ナオちゃんの作ったフレーズを俺が歌ったり、ヒロキくんのフレーズをナオちゃんが歌ったり、俺が書いたのをどちらかが歌ったり。新しい発見もあったし、すごく新鮮でした。

ナオ:普段自分のバンドではドラムを叩きながら歌っているんで、このバンドでは立ちヴォーカルをむっちゃ楽しんでます。とにかく歌いやすい(笑)。“立って歌うと、こんなにも声が出るんだ!?”という発見もありました。

カタヤマ:歌詞にしても特に相談せずに各人持ち寄ったんですが、不思議とお互い近いものが出てきたのには驚きましたね。

ナオ:不思議とどの曲もまとまったんですよね。謎のまとまり方(笑)。

──ギターもツインですが、その辺りは?

ジョニーダイアモンド:お互いのバンドではギターが独りなので、ツインギター自体が初めての経験でしたね。それがすごく新鮮で。お互いタイプも違うし、やっててすごく楽しかったです。

戸城:交わらないギタリストだから、面白いサウンドになったよね。完成形も全然想像付かなかったし。完成させてみて、“おお、こうなったか!?”みたいな。

──作曲面では主に戸城さんが作曲をしていますが、荒金さんやジョニーさんの曲も見受けられますね。

荒金:このバンドの中に居ながらも自分のテイストが表されたり、これまでの自分たちにも、みなさんにもないものがブレンドされて出たらいいなと。勉強にもなりましたからね。

──各曲のタイトルも面白いですね。

板谷:完全にナオちゃんワールドです。

ナオ:まずバンド名が強いので、そこに乗っかったほうが面白いだろうと。で、“地獄”推ししすぎて戸城さんに怒られて、いくつかは“地獄”じゃない言葉に差し替えました(笑)。このバンド自体がアンコールから派生したパーティー感があるので、そのカッコ良さとふざけている上手いところに着地させたかったんです。

カタヤマ:リハーサルも3回程度で各人レコーディングに入りましたから。その代わり、その前の“ミーティング”と称した呑み会には、かなりの時間を費やしましたけど。そこでほぼ決まった内容ですから(笑)。

戸城:意外かもしれないけど、録りは各人ファイル交換だったんだよね。ベーシックは俺とカネタク(金川の愛称)でスタジオで録ったけど、そのデータに各人がファイルを通して、各々の音を乗っけていくスタイルで。

──驚きです。かなりライヴ感あふれる作品だったので、てっきりみなさんでせーので録ったと勝手に思ってました。むっちゃ楽しそうなライヴの光景が浮かびます。

戸城:まずはこの作品を聴いて、誰がどこを叩き、誰がどこを弾き、誰がどこを歌っているかを思い浮かべてほしいよね。ひとつのバンドながらひとりひとりの個性も表れているので、そんな聴き方も面白いかなと。

──今後もこのバンドは続いていく感じですか?

板谷:もちろん続けていきたいよね。第二作もあるかも。とにかくこのバンドは気楽やっていきたいんで。

ナオ:そうそう。今後も呑み会ノリで気楽に集まる感じで。

戸城:将来はもっとメンバーが増えたりね(笑)。今後、対バンや出会ったアーティストでいいなと思ったり、思ってくれたヤツがどんどん入って、とてつもないメンバー数のバンドになってたりして(笑)。

取材:池田スカオ和宏

OKMusic編集部

最終更新:3/19(月) 7:10
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