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「老後は夫婦で貯金5000万円必要(約35万/月)」 その根拠をツッコんで調べた結果…あてずっぽうと不安の現れだった。

3/8(木) 12:00配信

マネーの達人

「ニーズを掘りおこす」のは商売の基本

でも「不安をあおる」のはやりすぎ。

しかもその根拠となる資料が、恣意的に操作されているとしたら…?

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裁量労働制の話ではありませんよ。

子育て費用に続き、今回は老後の費用にツッコんでみようと思います。

みなさん、勘違いしていませんか?

「ゆとりある老後生活費は平均34.9万円」って誰が言った

よく見かける数字の34.9万円。

これは生命保険文化センターの『生活保障に関する調査(pdf)』です。

平成28年度のものが最新ですね。そこでは、老後の生活費を示す2つの数字が挙げられています。

右側赤枠の34.9万円を元に

1. 公的年金受給開始(65歳)までの5年間をかける

 34.9万円×12か月×5年間=2094万円 …(1)

2. 以後85歳まで生きるとして、専業主婦世帯の夫婦厚生年金モデル受給額22.1万円を差し引く

 (34.9万円-22.1万円)×12か月×20年間=3072万円 …(2)

(1) +(2) ≒約5000万円。

これが「老後は夫婦で貯金5000万円必要」の根拠です。ナルホド。

それでは、原資料を見てみましょう。

生命保険文化センターは公益財団法人ですから、きちんとweb上に開示してくれています。

その中から、私が気になった部分を抜粋して表にします。

■第1ツッコみ~「なんで若者にきくねん」

いや若者には老後の実感もてないでしょ。なぜきいたのか。

それに彼らも彼らです。なぜ堂々と答えられたのか。

きっと「15万円~20万円未満」「20万円~25万円未満」のように、選択回答だから答えられたんでしょうね。

それ「あてずっぽう」って言うんですよ。それにしても、まだ10歳代の人たちは素直ですね。

半数以上がちゃんと「わからない」って答えていますから(緑枠)。

20歳代になるとちょっと神経が太くなります。

でも身体がガタピシいいはじめるのは30歳をこえてからです。

アナタたちには「老い」はわからない。老後の指南には力不足でしょう。

■第2ツッコみ~「60歳代でも「わからない」人は大丈夫なの?」

反対に60歳代も気になります(青枠)。

アナタたち、もう老後ですよ!

今の生活感覚を答えれば良いでしょうに。何に悩んでいるのか…。

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最終更新:3/8(木) 14:51
マネーの達人