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開幕3連敗で最下位転落。瀕死のガンバ大阪のなぜ?

3/11(日) 6:00配信

THE PAGE

 西の横綱を自負し、鹿島アントラーズの19個に次ぐ歴代2位の8個の国内タイトルを獲得してきたガンバ大阪が、出口の見えないトンネルに迷い込んでいる。

 敵地で川崎フロンターレと対峙した10日の明治安田生命J1リーグ第3節で0‐2と完敗。開幕3連敗を喫して最下位に転落するとともに、YBCルヴァンカップと天皇杯を含めた公式戦で、昨年9月から実に17戦連続で勝ち星から見放されている。
しかも、川崎戦で放ったシュートはわずか2本だった。後半20分にMF泉澤仁、同アディショナルタイムにFWアデミウソンがペナルティーエリアの外から右足を振り抜いたが、ともにゴールの枠を捉えられなかった。

 昨シーズンのJ1王者に、ほとんど脅威を与えられなかった屈辱的な90分間。今シーズンから指揮を執るレヴィー・クルピ監督は、試合後の公式会見で深刻な状況にあることを認めている。

「これだけガンバらしさを出せない試合が開幕から続くことは、正直言って想像していなかった。技術と戦術、そしてメンタルのすべてにおいて本来あるべき姿からは遠いし、取り戻していくのも簡単なことではないと思っているが、しっかりと前を向いて立て直していきたい」

 4年前の2014シーズンには鹿島以来、史上2チーム目となる国内三冠独占を達成した強豪は、なぜ輝きを失ってしまったのか。不振の原点をたどっていくと、クラブ史上で初めてJ2を戦った2013シーズンから長期政権を築いてきた長谷川健太前監督(現FC東京監督)の退任に行き着く。

 2015シーズンには天皇杯を連覇するなど、ガンバに4つのタイトルをもたらした長谷川監督のシーズン終了後の退任が発表されたのが昨年9月7日。くしくも2日後のヴィッセル神戸とのJ1第25節で敗れてから、公式戦で白星を手にできない泥沼にはまり込んでいる。

 昨シーズンのガンバは、4位で前半戦を折り返した。しかし、直後の7試合で1勝1分け5敗と大失速し、優勝争いから脱落したなかで指揮官交代が発表された。

 一転して2016シーズンは無冠に終わっていたことと、ガンバの代名詞でもあったボールポゼッションよりも守備をまず徹底させ、カウンターを攻撃の中心にすえた長谷川監督のスタイルに対して、選手の間でマンネリ感が芽生えていたことが最大の理由だった。

 クラブとして次のステップに進む決断は尊重されるが、発表の時期があまりにも早すぎた。J1制覇にも残留にも関係がなくなった中途半端な状況で、なおかつ次のシーズンは誰が指揮を執るのかもわからない。選手たちにとって、ピッチ上で集中力を保つ作業は困難を極めたはずだ。

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最終更新:10/1(月) 19:26
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