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SR渋谷の猛追をかわすアルバルク東京、ケガ人続出ながら連勝で東地区首位を堅持

3/11(日) 20:10配信

バスケット・カウント

前半だけで全員得点、バランスの良さが光るA東京

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦


アルバルク東京とサンロッカーズ渋谷の第2戦。前日に続きA東京が好スタートでリードを奪い、優位を保って勝ち切った。

5連敗中のSR渋谷は前日に続きソフトに試合に入ってしまい、A東京に圧倒される。田中大貴からアレックス・カークのアリウープがオープニングショットとなり、竹内譲次の3ポイントシュート、安藤誓哉の速攻と開始2分で連続7失点。早々にタイムアウトを取り、ディフェンスは立て直したものの、オフェンスに流れが生まれない。

ロバート・サクレにボールを預けた後は任せっぱなしになってしまい、足が動かない。サクレはアレックス・カークとの1on1に勝ち8得点を挙げるも、サクレが下がった後は得点が止まってしまい、杉浦佑成のフリースロー1本のみ。第1クォーターで9-16とビハインドを背負い、第2クォーターも流れを変えられず28-38と10点差で前半を終える。

ちなみにA東京は前半終了時点で、この日に出場できる9選手が全員得点。外国籍選手に依存することなくチームで攻め、SR渋谷がディフェンスを立て直して得点ペースこそ落ちたものの、リードを保ち続けた。

SR渋谷の歯車が噛み合ったのは第3クォーター半ば。インサイドにボールを入れさせないディフェンスが機能してA東京の攻撃を封じると、サクレのバスケット・カウント、広瀬健太のファストブレイク、さらには果敢にアタックするベンドラメ礼生の連続得点で11-0のラン。これで2点差まで迫ったものの、ここからA東京が逆襲。ベンドラメとマッチアップする正中岳城が借りを返すと言わんばかりに鋭いドライブでSR渋谷のディフェンスをこじ開けて流れを呼び戻した。

猛追されても動揺せず、常にリードを保つ完勝

44-52で迎えた最終クォーター、SR渋谷はもう一伸びして差を詰める。伊藤駿がボールへの執着心を出してチームに火をつけ、相変わらず高確率でインサイドの得点を重ねるサクレがインパクトを出しながらも、他の選手も積極的にアタック。サクレと伊藤の連続バスケット・カウントにより残り4分半で57-59と1ポゼッション差に迫る。

しかもこの間、カークのスティールからワンマン速攻に走った田中大貴が滑って転倒。SR渋谷のランを断ち切るチャンスを逃すだけでなく、田中はそのままプレー続行不能となってしまった。A東京は馬場雄大とザック・バランスキーを欠いて選手のローテーションが苦しく、心身いずれかのスタミナが切れてもおかしくないところだったが、逆にここで勝負強さを発揮する。

正中が思い切って放った3ポイントシュートを沈め、この試合シュートタッチのあまり良くなかったジャワッド・ウィリアムズも3ポイントシュートをねじ込んで67-57と再び突き放す。こうして最終盤を余裕を持って乗り切り、最終スコア75-67で勝利した。

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