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雪国へ与那国紹介 比川小、金沢の児童と交流 スマホ活用

3/11(日) 13:49配信

琉球新報

 【与那国】与那国町立比川小学校(與島康仁校長)で1日、同小の3、4年生3人と、石川県の金沢大学付属小学校の3、4年生24人が互いの町を紹介し合い、PRする取り組みを行った。この取り組みは、社会科「わたしたちの住んでいる県」に伴うもの。教室をスマートフォンを活用してつなぎ、電子黒板に映し出して、住んでいる県や町の紹介を行った。本来は2月上旬に予定していたが、金沢大付属小が豪雪の影響のため延期されていた。

 比川小からは三択クイズも交えながら、沖縄県にとどまらず、与那国島の人口や気温、植物、特産品を紹介。与那国島の冬の食卓に欠かせないクシティ(パクチー)の紹介では、実物を見せながら食べるところまで児童たちが実演した。また年に数回、台湾が見えることや、島で「台湾が見えたら天気が崩れる」と言われている理由について、科学的に説明する場面も見られた。

 金沢大付属小は、石川県で有名な兼六園の紹介や、国内シェア99%に及ぶ金箔(きんぱく)の作り方、輪島塗や九谷焼について写真や実物を示しながら説明。金箔ソフトクリームが紹介されると、比川小の教室中に大きな歓声が上がり、児童、教員から「食べてみたいね」との声が聞かれた。

 登校時の服装では、半袖半ズボンの比川小児童らに対し、ニット帽にマフラー、コートの金沢大付属小の児童が映し出された。

 3年生の渡邉麻姫さんは「同じ日本なのに、温度も格好も違って、お互いのことがよく分かった」、4年生の青野花咲さんは「楽しくて良かった。またやりたい」、與那覇潤音さんは「交流を楽しみにしていた。楽しかった」と話した。

 金沢大付属小の児童からは、「緊張したけど、与那国島のことを知ることができた」との感想が聞かれた。

 比川小担任の仲求杏教諭と、金沢大付属小の福田晃教諭が「数年前に沖縄県のマルチメディア研究会で知り合いになった」(仲求教諭)ことが縁で実現した。仲求教諭は「少ない人数の児童で互いに発表し合うよりも、他校他府県の児童に向けて発信する方がより良い学びにつながるのではないかと実現に至った」と話した。(村松友紀通信員)

琉球新報社

最終更新:3/11(日) 13:49
琉球新報