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白鵬の内弟子、炎鵬 “土俵外”に苦しみ新十両黒星スタート

3/11(日) 16:24配信

デイリースポーツ

 「大相撲春場所・初日」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 史上最速タイ(年6場所制が定着した1958年以降)の前相撲から所用6場所で新十両に昇進した炎鵬(23)=宮城野=が、幕下白鷹山(高田川)に押し倒しで敗れ、関取デビューを白星で飾ることはできなかった。

 立ち合いから中に潜り込もうと懸命に動くも入れず、土俵際に詰まったところで相手の左手をたぐって逆転を狙ったがかなわず、そのまま押し倒された。それでも169センチ、91キロの小兵力士らしいアクロバティックな相撲で館内を沸かせた。

 「全体的に硬かった。緊張して相撲どころじゃなかった」と炎鵬。大歓声も「全然聞こえなかった」という。苦しめられたのは取組よりむしろ“土俵外”。化粧まわしを着けての十両土俵入り、塩まきなど時間前の仕切りでの所作など初めての経験が多く、「まったく流れが分からない。頭の中で一回、一回『こうして、こうやって』と考えていたら、気づいたら時間いっぱいだった」と苦笑いで振り返った。

 横綱白鵬にスカウトされて“内弟子”として入門。この日は白鵬の33歳の誕生日で、「白星をプレゼントできれば良かったんですけど」と恐縮していた。残り14日に向けては「まだまだ、これから。ここから新たなスタート」と仕切り直しを誓った。