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「犬がいる飛行機」に搭乗! 普通ない状況、その機内は… JALワンワンJET

3/11(日) 13:19配信

乗りものニュース

浅田真央さんがサプライズで

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 機内に聞こえる「ワンワン!」の声。座席のあいだから、後ろを「なんだろう?」とのぞく犬。

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 2018年3月8日(木)、そんな“普通ない光景”が飛行機のなかで見られました。愛犬と一緒に座って搭乗できる、「JALワンワンJET」ツアーです。

「自分の子どもですから、貨物室でなく一緒に乗れるのがいいです。全然違います」(ツアー参加者)

「貨物室はちょっと……と思いますし、ふだん、旅行先はクルマで行ける場所になってしまうので、こうして一緒に乗れるのは嬉しいです」(ツアー参加者)

 通常、飛行機でペットは貨物室。今回の「JALワンワンJET」ツアー参加者からは、愛犬と隣同士で空の旅を楽しめることに、喜びの声がいくつも聞かれました。

 出発地の成田空港ではサプライズで、JAL(日本航空)が支援するフィギュアスケーターの浅田真央さんが、愛犬のエアロとお見送りに登場。

「私とエアロは年齢制限のため参加できないのですけども、愛犬とともに思い出をたくさん作って戻ってきてください」(浅田真央さん)

 今回のツアーに参加できる犬は、1歳から11歳まで。成田から那覇までの往復チャーター便と、現地のレンタカー、宿泊などがセットになった3泊4日のツアーです。獣医師が同行します。

清掃は普段しないところまで 課題の国内線需要維持

「JALワンワンJET」は、2017年の成田~鹿児島に続き、今回の沖縄で2回目。アンケートで、飛行機でないと行きにくいことなどから、沖縄の人気の高かったそうです。

 こうしたツアーを実施する背景について、JALは「今後、日本の人口増加が見込めないなかで、国内線の需要を維持するためには訪日需要をはじめ、あらたな分野で需要を開拓する必要があります。ペット市場においてもその潜在的需要は十分あると考えており、3世代旅行、ひとり旅など旅行形態が多様化するなか、ツアーとして新たなニーズを取り込むためのチャレンジです」とします。

 犬を飼っていると、なかなか難しい「空の旅」。JALによると、需要はあるものの、ペットアレルギーや空港保安などの観点から、定期便でのこうした“同乗”は、現時点では困難とのこと。そうした人に「空の旅」を楽しんでもらい、JALの飛行機を身近に感じてもらうことで、ニーズの取り込みを狙います。

 チャーター便に使用された飛行機は、165席のボーイング737-800型機(JA313J)。この「JALワンワンJET」に使用後、床にある、座席の固定に使用するレールのカバーも外すなど、普段はしないところまで入念に清掃するといいます。前回の鹿児島ツアー後、JALは外部の専門機関に機内のアレルギー検査を依頼。問題なかったそうです。

 成田空港から那覇空港に着いたツアー参加者は、沖縄本島北部の国頭村にあるワンちゃん対応リゾートホテル「オクマ プライベートビーチ&リゾート」へ各自、レンタカーで移動。ビーチやドッグラン、ウエルカムパーティーなど、愛犬との時間を楽しみました。

 今回の沖縄行き「JALワンワンJET」は発売日に即日完売で、家族や夫婦、友人同士など64人33頭が参加し、リピーターが7組いたとのこと。往復チャーター便と現地のレンタカー、宿泊などがセットになった3泊4日で、旅行代金(1名分)は24万8000円からです。

恵 知仁(乗りものライター)