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日産「セフィーロ」(初代) 印象的な「お元気ですかぁ?」のCM、実際どんなクルマ?

3/11(日) 11:11配信

乗りものニュース

記憶に残る、自粛されたあのフレーズ

「お元気ですかぁ?」とミュージシャンの井上陽水さんが助手席から呼びかけるクルマのCMを覚えている方もいらっしゃるはず……。その主人公が1988(昭和63)年に発売された日産「セフィーロ」です。

【写真】初代「セフィーロ」のインパネまわり

 都会的なスタイリッシュなスタイルが与えられた4ドアセダンで、メインターゲットは、なんと30代前半と思い切ったもの。この背景には、トヨタ「マークII」などハイソカーと呼ばれた高級志向の4ドア車や「カリーナED」など後席の居住性よりもスタイル優先なパーソナルセダンの流行がありました。

 このブームに乗り切れていなかった日産が、トヨタのハイソカーブームの主力でもあった「マークII」「クレスタ」「チェイサー」の「マークII 3兄弟」に戦いを挑むべく打ち立てた3兄弟は、スポーティな「スカイライン」、ラグジュアリーな「ローレル」、そして、その要素をミックスさせた新顔の「セフィーロ」が第一弾モデルとして送り出されました。

バブル全盛、購入時は贅沢なセミオーダー式で!

「スカイライン」のみ2ドアクーペがありましたが、「ローレル」「セフィーロ」3車種共に4ドアモデルが基本でした。とはいえボディ構造はやや異なり、Bピラー付き4ドアハードトップの「スカイライン」、Bピラーレス4ドアハードトップの「ローレル」に対して、「セフィーロ」はオーソドックスな4ドアセダンでした。

 しかしながら、最新式のプロジェクターヘッドライトとコンパクトなグリルによるシャープなフロントマスク、サイドに3面ガラスを用いた6ライトウィンドウの伸びやかなサイドビューなどクラシックとモダンを見事に融合させたスタイルは、DCブランドのスーツなどを愛用し、大人を気取りたかった若い世代をまさに意識したものといえるでしょう。

 ユニークだったのは、エンブレムはメーカーと車名のみとし、グレード表記を廃したことです。バブル期だったこともあり、デビュー時にはセミオーダー式システムを採用し、自分好みの1台を注文可能という贅沢なものでした。しかしながら、仕様が異なっても、外観上からはグレードによる違いが分からぬように配慮することでスマートさを演出。その代わりに、センターコンソールボックスの裏に貼り付けられた仕様書で内容を確認することができました。

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