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上手くなるのは“当て上手”ではなく“振り上手”! 歩くようにスウィングしよう【ゴルフ】

3/11(日) 17:00配信

みんなのゴルフダイジェスト

30年近くプロからアマチュアまで数多くのゴルファーを指導し、2005年にレッスン・オブ・ザ・イヤーを受賞した増田哲仁(ますだ・てつじん)。多くのゴルファーの飛距離を改造してきたから分かる“飛ばしのメソッド”が詰まった著書「ネジらない!から遠くへ飛ぶ、ピンに寄る。」から、独自の理論「中心感覚打法」をご紹介しよう。

スウィングの「真ん中」を探そう!

――ゴルフスウィングをつくるとき、いちばん大事にすべきことはなんでしょうか。

まず、絶対に意識してほしいのが、スウィングの「中心」、「真ん中」を感じることです。基本的に人間が重力の中で立ったり、歩いたり、走ったりするときは、常に中心、真ん中を感じ、左右上下のバランスをとっています。

人間は習慣的に中心、真ん中を作った状態で動き、生活しているのです。ゴルフスウィングも含め、真ん中を感じとれなければ、人はうまく動けません。

――動くためにはバランスをとることが必要で、バランスを保つためには、真ん中を感じとることが必要だ、というわけですね。

そうです。歩いたり、走ったりといった動きでわかりにくいのなら、自転車に乗る姿を思い浮かべてください。自転車にうまく乗るためには、バランスをとる必要があります。バランスをとり、そのバランスを維持するためには、真ん中、中心感覚が必要です。

真ん中をもとにして、左右のバランスをとるからです。もし、真ん中を感じていないと、バランスをとれないから自転車は倒れてしまうでしょう。だから真ん中を感じとれない人は自転車に乗れません。ゴルフスウィングも自転車と全く同じ、と私は考えます。真ん中を感じ、バランスがとれないと、うまくスウィングできないのです。

ところが、普段当たり前のように真ん中を感じて運動している人が、ことゴルフになると、途端に真ん中を感じとれなくなってしまうのです。

――だからいくら練習しても、いつまで経ってもうまくなれない、と。なぜ、ゴルフになると、真ん中をうまく感じとれなくなってしまうのでしょうか。

その最大の理由は、多くのアマチュアがボールを中心にスウィングを考えてしまうからです。ボールに自分の体を合わせよう、クラブフェースを当てようとするから、バランスのとれた、正しい動きができなくなってしまうのです。体を中心としてクラブヘッドを振るのではなく、ボールを中心にして、ヘッドを当てにいくから「当て上手」にはなれても、「振り上手」にはなれないんです。

――「当て上手」と「振り上手」?

ボールが中心の「当て上手」とは、いわゆる手打ちのことです。手先というのは、人間の体の中でもっとも器用に動かせる部分です。器用な手先を利用しないのは不自然だという人もいますが、器用である反面、どのようにも動いてしまうので、意図的に制御(コントロール)することが難しくなります。当て上手は常に練習していないと球筋が安定しないので、調子のいい日と悪い日の差が激しくなってしまうんです。

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