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#metooのムーブメント 沈黙する日本の芸能界

3/11(日) 17:27配信

BuzzFeed Japan

自らが受けた性暴力やハラスメントについて語り、連帯する「#metoo(私も)」。その動きは、日本とアメリカで大きな違いがある。特に、芸能界に。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

アメリカで俳優がハリウッドの大物プロデューサーによるセクハラを告発し、一気に広がった#metoo。日本では、作家・ブロガーのはあちゅうさんが、BuzzFeedに過去に受けたハラスメントを証言したことで拡大した。

朝日新聞によれば、はあちゅうさんの記事公開後、#metooに関するツイートは2ヶ月間で約6万件だったものが、公開後の2日間だけで7万件に増えた。

だが、アメリカでの#metooの拡大と日本でのそれには、大きな違いがある。一つは、声をあげた人たちへの強い逆風によって、再び沈黙する人が増えたこと。

もう一つは、アメリカでは俳優たちが#metooの発信源となり、イベントのたびにセレブたちの意見表明が続くが、日本の芸能界では#metooに関する動きがほとんどないことだ。

#metooに背中を押され、ハラスメント被害を証言したグラビア女優の石川優実さんは、BuzzFeed Newsに、日本の芸能界の沈黙への疑問を語った

グラビア女優が声をあげた理由

石川さんは自身のnoteでグラビアDVDでの過度な露出や、性的行為の要求などについて告白した。

高校3年生の秋に地元の名古屋でスカウトされ、約10年間、グラビア女優として活動したという石川さん。noteに当時の状況を詳細に書いた。

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毎月オファーや仕事は来るのですが、その度に露出を増やさないともう仕事はないと言われ、水着→下着→Tバック→手ぶら→セミヌードと、半年ほどであっという間に裸みたいな状態になってしまいました。

飲み会の席では、「石川、〇〇さん喜ばせろよ~」などどみんなの前で言われたり、それがうまくできないと「芸能向いてないよ。」「やる気あるの?」と言われたり。

極め付けは、某テレビ局のプロデューサーとその男性と飲んだ時。当たり前のようにホテルに連れていかれました。3人で。怖くて逃げる勇気はありませんでした。
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自身の体験を公開した理由を、石川さんはBuzzFeed Newsに次のように語った。

「はあちゅうさんの告白を読んで、私も声をあげていいんだと背中を押されました。今まで人に相談しても『我慢しろよ』『うまくあしらえ』と言われていて」

「当時は自分をしっかり持っていなく、抵抗できなかった私のせいだと思っていました。恥ずかしくて言いづらいことでした。けれど、声をあげることで自分の中で整理ができました。10年前のことだけれど『やっぱり嫌だったんだな』と」

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最終更新:3/12(月) 17:12
BuzzFeed Japan