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鈴鹿ファン感、星野vs中嶋対決がついに決着。”予定外”再レースの末、中嶋勝利で7年の歴史に幕

3/11(日) 18:04配信

motorsport.com 日本版

 鈴鹿サーキットで行われた2018モータースポーツファン感謝デー。その”メインイベント”として行われた「永遠のライバル対決 星野一義vs中嶋悟 LAST BATTLE」2日目の対決は、星野が勝利して一度は通算勝利数をタイとしたものの、その後なぜか行われた再レースで中嶋が勝利。中嶋が通算勝利数を7勝とし、チャンピオンベルトを獲得した。

【写真】星野をフライングだと糾弾。負けを認めず、コクピットから降りようとしない中嶋

 今年の「永遠のライバル対決 星野一義vs中嶋悟」は”LAST BATTLE”と題した最終決着。初日は星野が勝利したこともあり、通算の勝利数は中嶋6勝、星野5勝となり、この日を迎えた。

 SRS-F(鈴鹿サーキット・レーシングスクール-フォーミュラ)のスクールカーを用いて行われた今年のふたりの対決。その2日目のレースは、前日に引き続き星野が絶妙なスタート(つまりフライング)を決め、中嶋にいきなり差をつける。

 しかし中嶋も簡単には諦めない。ジリジリと差を詰め、2周目の1コーナーでテール・トゥ・ノーズ状態に。しかし星野攻略はならなかった。

 3周目に入ったメインストレートエンド。中嶋は星野に並びかけるも、星野はこれを完璧にブロックしてポジションを守る。そしてそのまま星野がトップチェッカーを受け、6勝同士のタイに持ち込んだ。

 これで7年目を迎えたふたりの対決も、6勝同士で円満に終わるかと思いきや……中嶋はマシンから降りずに抗議。

「ダメ! あれはフライングだよ! もう一回やる!」

 それに星野も応える。

「上等だよ!」

 グランドスタンドのファンも再戦を強く熱望。スケジュールが押しているにもかかわらず、鈴鹿サーキットも了承し、最終決戦の”再戦”が決定……再びマシンがグリッドに並べられた。

 再レースとなった「永遠のライバル対決 星野一義vs中嶋悟 LAST BATTLE」。今度は中嶋が絶妙のスタート(やっぱりフライング)を決めるが、1コーナーで痛恨のコースオフ。これで星野が先頭に躍り出る。

 ただ、2周目の1コーナーで中嶋が星野を豪快にオーバーテイク。トップの座を奪い返す。

 星野も諦めずにテールにくらいつくが、中嶋は必死のブロックライン。そしてトップでチェッカーを受け、派手なガッツポーズを決めた。

 これで中嶋が通算7勝となり、チャンピオンベルトが贈呈された。

「最後にこれだけ声援を受けるのは嬉しいけど、ちょっと寂しいね」

 そう語ると、星野は「来年はフェラーリで対決だもんな」と、再び来年もふたりの対決が開催されることを匂わせた。しかし、今年の対決は”LAST BATTLE”としっかりと銘打たれている。おそらく、もう開催されることはない……はずだ。

田中健一、吉田知弘