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【緑黄色社会 インタビュー】噂のリョクシャカ。そのユニークな音楽性の秘密を紐解く!

3/11(日) 12:03配信

OKMusic

長屋晴子(Vo&Gu)の存在感ある歌声とそれに負けないバンドサウンドを武器に、めきめきと頭角を現してきた4人組、緑黄色社会。ブレイク間近と、さらなる注目を集める中、セルフタイトルを冠した1stフルアルバムについて訊いた。

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──ブレイクが期待されるバンドに数えられている現在の状況を、どんなふうに受けて止めていますか? 

長屋:周囲の声はあまり意識せずに自分たちなりのやり方でやっていければいいと思っています。バンドを組んで7年目なんですけど、去年初めて全国流通盤をリリースして、やっとバンドの存在を知ってもらえたので…

穴見:18年はそこからさらに知ってもらうっていうか。

小林:ブレイクって何がきっかけになるか分からないじゃないですか。だから、今までもそうだったように僕らは僕らにできることを、一個一個やりながら、その期待に応えるというか、期待を超えるような活動をしていきたいです。

──1stフルアルバムを聴かせてもらって、J-POPのメインストリームで勝負できる楽曲を、遊び心や閃きが感じられる意表を突くようなアレンジのバンドサウンドで聴かせるところが面白いと思ったと同時に、そういう楽曲がどういうバックグランドから生まれるのかが気になりました。

小林:ルーツと言える音楽は、みんなバラバラなんです。だから、いい意味で曲もとっ散らかっているんですけど、それを長屋晴子というヴォーカリストが歌うことでひとつにまとまるっていうのが、緑黄色社会なんじゃないかと思います。

長屋:それぞれに好きな音楽もありつつ、みんなJ-POPが好きなんですよ。それがあるからちゃんとまとまるのかな。

──アレンジを考える時、変わったことをやってやろうとか、驚かせようとかっていう意識はあるのですか?

長屋:ワクワクさせたいっていうのは、それぞれにあると思います。たぶん、まずメンバーを驚かせたいんですよ。

穴見:それはめちゃめちゃあります(笑)。

──今回、収録曲が新曲とこれまで発表してきた曲がほぼ半々ずつになったのはどんな考えから?

長屋:今、聴いてもらいたい音楽を考えたら、これまでやってきた曲と新しいことに挑戦した曲だったんです。だから、それを半々ずつ詰め込みました。最初は全10曲を直感で並べてみて、そこから並べ替えたり、曲を入れ替えたりしながら、トータルで聴いた時のバランスを考えたんです。

peppe:第三者の立場になってね。

長屋:そうだね。自分たちが入れたい曲ももちろんあるんですけど、初めて聴いてくれる人のことも考えて、どうやったら一番聴きやすいのか、印象に残るのか考えていきました。

小林:アップテンポの曲を1曲減らして、「regret」を代わりに入れたんです。この曲って緑黄色社会のカラーバリエーションの中のいい部分を担っている曲だと思うんですよ。

長屋:打ち込みだしね。

小林:これが入っているのと入っていないのとでは全然違うと思います。ライヴではサポートに入ってもらっていますけど、僕ら編成としてはドラムレスじゃないですか。でも、ドラムがいないからこそこういうサウンドもできるぞって。

──新曲はアレンジがシンプルになると同時にバンドサウンドもよりタイトになってきたという印象でしたが、驚かせるようなことをしなくてもリスナーを惹き付けることができるという自信もついてきたのではないでしょうか?

長屋:確かに分かりやすい曲が増えましたね。

peppe:ライヴを重ねてきたことが大きかったと思います。

長屋:以前はライヴが苦手だったんですよ。みんな緊張しいということもあって、ライヴをすることに必死だったんですけど、段々自信もついてきて楽曲をお客さんに届けるという当たり前のことがやっとできるようになったので、ライヴを心から楽しめるようになったんです。

──では、それぞれの推し曲をリード曲の「大人ごっこ」以外から選ぶとしたら?

長屋:割れるかな、被るかな。1回、せーので言ってみてもいいですか? 

──どうぞどうぞ。では、せーの。

長屋・小林・peppe:「Re」!

穴見:「真夜中ドライブ」! あれ?(笑)

──じゃあ、それぞれに選んだ理由を教えてください。

長屋:自分たちの今の心情そのままなんですよ。自分たちがモヤモヤしていた時期のことを書いた曲だから、メンバーも思うところがあっただろうと思うし、どんどん自分たちの中でも大切になってきているから演奏に込める想いも違ったし。ライヴで歌っていても泣きそうになってしまうぐらいグッと来て、また頑張ろうと思える曲なんです。

小林:僕たちの等身大の歌なんです。

長屋:でも、それは聴いている人たちも共通する気持ちだと思うので、ぜひ聴いてほしいですね。

穴見:「真夜中ドライブ」は現時点でのリョクシャカっぽさがある曲なのかなって思います。まず歌がキャッチーっていうのと、楽器を1個ずつ聴いても飽きないぐらいアレンジが詰まっているんですよ。ライヴでは観客を煽るような感じになると思うんですけど…

小林:疾走感があるからね。

穴見:僕らと同世代のバンド好きの子に聴いてほしいです。

──これからもワクワクできる曲をたくさん聴かせてもらえるんじゃないかと期待しています。

長屋:ワクワクできることを追求しながら、自分たちも楽しんでやっていきたいですね。

小林:面白い映画を観たあとって、絶対に第二弾を期待するじゃないですか(笑)。僕らのアルバムもそうであってほしいし、第二弾は第三弾を期待させるものになってほしいし。

長屋:そうだね。そこは止まらずにね。

取材:山口智男

OKMusic編集部

最終更新:3/19(月) 7:33
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