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栃木と田臥勇太が共有する守備の矜持「打たせて良いシュートなんて一つもない」

3/12(月) 17:00配信

バスケット・カウント

どんな場合でもシュートチェックへと走る

文=丸山素行 写真=B.LEAGUE


栃木ブレックスは名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連勝し、東地区4位に浮上した。「ディフェンスのエナジー、アグレッシブさをずっと出し続けてできたというところが勝因」と指揮官の安齋竜三がコメントしたように、名古屋Dを66点に封じた激しいディフェンスが光った第2戦の勝利だった。

第2戦の最終クォーター残り3分14秒、その栃木のディフェンスマインドの徹底ぶりを表す象徴的なシーンがあった。ターンオーバーからアーリーオフェンスを許し、ローテーションがうまくいかず、中東泰斗にコーナーから3ポイントシュートを打たれたシーンだ。この時田臥勇太は逆サイドのコーナーへのチェックにいっていたが、ボールを回され中東がフリーになるのを予測し全速力でシュートチェックにいった。

中東がボールを手にした時点でシュートブロックが間に合わないのは明らか。それでも田臥はあきらめずシュートチェックに走った。このようなシュートチェックが間に合わないシーンについて「何回もあります」と田臥は言う。「それでも行かないのはディフェンスとは言わないので、当然だと思っています。打たせて良いシュートなんて一つもないです。たとえ簡単に打たれたとしても、少しでも簡単に打たせたくないという思いでやっているので」

そう語る田臥は、このプレーがどのシーンであったかを記憶していなかった。そのことが特別ではない、当たり前のプレーであったことを表していた。

バスケットをある程度しっかりプレーしたことがある人であれば、完全にフリーを作られるシーンを経験したことがあるだろう。間に合わないのであれば、シュートチェックに行かない選択肢もある。走ればそれだけ消耗するからだ。それでも田臥は「そういうことをやれるチームが強いし、上に行くと思っています。去年優勝して感じていますし、他の強いチームとやるとそういうところの違いというのがオフェンス側からするとあります」と最後までプレッシャーをかけ続けることの重要性を訴え、「もし疲れたら交代させてくださいって言います」と笑った。

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