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3月11日「あたりまえをありがたいと思う日」制定 飯舘村、日々の感謝誓う

3/12(月) 10:11配信

福島民報

 福島県飯舘村は東日本大震災が発生した3月11日を「あたりまえをありがたいと思う日」に制定した。同日、村役場でセレモニーを行い、村民が当たり前の日々に感謝しながら生きる決意を新たにした。
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で村民が感じた、ありふれた日常の尊さを忘れないよう定めた。村は今後、何げない日常に感謝する催しを毎年「3・11」に行う。
 セレモニーでは村民3人が「あたりまえをありがたいと思う」エピソードを紹介した。大谷結美さん(15)=飯舘中3年=は仮設校舎で学んだ経験から「学校に通ったり友達と遊んだりできるありがたみを感じた」と話した。木幡圭吾さん(14)=同2年=は「山形市の避難所で温かいおにぎりを食べ、放射能の不安なく外で遊べたことがうれしかった」と原発事故直後の体験談を披露した。
 昨年3月に伊達市の仮設住宅から帰村した上田秀さん(77)は「自宅の庭先で飛ぶ3匹のウグイスを夫と見つけた時が幸せな瞬間だった」と振り返った。
 大谷さん、木幡さん、上田さんが村民の生の声などを基にした「あたりまえをありがたいと思う日」宣言を読み上げた。
 菅野典雄村長は「毎日が宝物だという意識が広がれば、素晴らしい村、県、国になる」と話した。高木陽介衆院議員(比例東京、前原子力災害現地対策本部長)が出席した。

福島民報社

最終更新:3/12(月) 11:16
福島民報