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卒業 巣立ちの晴れ舞台 安全に 伊勢崎・殖蓮中OBの大工2人が老朽化の階段修復

3/12(月) 6:02配信

上毛新聞

 安心して巣立ちの日を迎えてもらおうと、群馬県の伊勢崎殖蓮(うえはす)中を卒業した2人の大工が、老朽化していた母校の体育館の階段を修復した。13日の卒業式を前に新しく生まれ変わった階段が設置され、関係者は喜んでいる。

◎亀裂発見で相談 通常の仕事後に作業

 修復したのは、いずれも伊勢崎市の大工、生形雄一さん(48)と栗原博さん(48)。6日に卒業式の予行演習を行った際、ステージに上がる階段に亀裂が入っていることに気付いた学校関係者から連絡を受け、無償で引き受けた。

 階段は2カ所あり、それぞれ4段。生形さんの仕事場に持ち帰り、通常の仕事を終えてから2人で取り掛かった。側板を1枚補強したほか、踏み板に滑り止めを設置。ペンキも塗り替え、新品のような仕上がりになった。

 卒業式では179人がステージ上で卒業証書を受け取る。卒業生代表で答辞を読む諏訪友泉さん(15)は、実際に階段を上り下りし「前はちょっと怖かったけど、すごく安定感がある」と感激した様子で話した。

 生形さんと栗原さんは東日本大震災の時にも校舎の傷んだ部分を無償で補修した。2人は「安心して卒業式、入学式を迎えてもらえればうれしい」と話している。

最終更新:3/12(月) 6:02
上毛新聞