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イオンが発売した魚”ヒタチダラ”とは? 不漁のマダラより2割安

3/12(月) 18:34配信

みなと新聞

 イオンリテール(千葉市、岡崎双一社長)は3月から、漁獲減が懸念される米アラスカ産マダラに代わり、チリ産のヒタチダラの販売を新たに始めた。1日から、本州と四国地方のイオン、イオンスタイル全400店舗で切り身商品を発売。「マダラよりも漁獲量が安定しており、価格も安い」(同社)とし、マダラに代わる商材として扱いを強化する。

 米国産マダラは鍋やムニエル向けにスーパーなどの量販店で扱われる。2016年までの同国産マダラの内販価格(商社出し値)は1キロ当たり400円台で推移。ただ、17年は国際的な需要増から高騰。特に昨年11月からは、資源の悪化を懸念した米国政府が18年の漁獲枠削減を打ち出したことから、駆け込み需要が発生。今年1月には650円まで上昇した。

 ヒタチダラは学名メルルーサ・オーストラリスとも呼ばれ、同じメルルーサ科には白身魚のホキなどがある。新発売したヒタチダラはチリ南部のパタゴニア海域で漁獲。同種はスペインを中心に高級魚として知られ、ムニエルなどで食べられている。

 同社はヒタチダラをマダラの補完商材として扱う方針。ヒタチダラの取り扱い強化により、鍋商材として需要が高まる今冬に向けて量を確保する狙いがある。

 同社は「ヒタチダラはマダラ同様、鍋商材やムニエルなどの料理に使いやすい。マダラよりも漁獲量が安定しており、価格も2割ほど安い」と説明。新発売する切り身は100グラム当たり税込み159円で販売する。今後、春夏はムニエル、秋冬にかけては鍋商材として季節ごとにメニュー提案を行う。

最終更新:3/12(月) 18:34
みなと新聞

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